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Teacher name : 大藤 道衛
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開講年度
2025Year
開講学期
First Semester
科目名
Introduction to Life Science
授業種別
Lecture
科目名(英語)
Introduction to Life Science
授業情報(授業コード・クラス・授業形態)
A1900224 Introduction to Life Science
担当教員
null
単位数
2.0Credits
曜日時限
Mon.4Period
キャンパス
Shinjuku Campus
教室
A-0542教室
学位授与の方針
1 基礎知識の修得 0 %
2 専門分野の知識・専門技術の修得 100 % 3 汎用的問題解決力の修得 0 % 4 道徳的態度と社会性の修得 0 % 具体的な到達目標
技術者としての基礎力(分子生物学の基礎)の修得ができる。生命科学に関する専門知識が修得できる。生命科学、バイオテクノロジーの医学、薬学、農学への関わりを学ぶことで技術者倫理を修得できる。
受講にあたっての前提条件
到達目標をよく理解し、高いレベルでの達成を目指す意欲があること
授業の方法とねらい
生命科学は、分子レベルで生命現象を解明するとともにその成果を医学、農学、産業へ応用する学際的な学問である。第1回から第6回では、まず細胞の構造、主要な生体高分子であるタンパク質/核酸の分子構造を学ぶ。続いてゲノム上に存在する遺伝情報に基づいた細胞の営みが“生命”へとつながる姿を概観することで「ヒト」という生物を考えてみる。第7回以降は、まず生命科学研究で用いられる遺伝子工学や遺伝子解析などの基盤技術を学びがん発生の仕組みを理解する。続いて、遺伝子検査・遺伝学的検査・遺伝子治療・再生医療など医療における生命科学の応用、更には新しい技術に対する社会受容と生命倫理について考察する。本講義では、生命科学の医療、農業、産業との関わりを考える際に必要な基礎知識と考え方を身につけることを目標とする。
AL・ICT活用
Not used
第1回
授業形態
対面
事前学習
生物・生命の定義は何か考えよ。生命の誕生について、どのような仮説があるか考察せよ。
1時間
授業内容
生物と生命科学:生物の誕生と進化、ヒトの起源と進化について学ぶ
事後学習・事前学習
生命の誕生について、どのような仮説があるか考察せよ。細胞の構造ならびに細胞分裂について調べよ。
1時間
第2回
授業形態
対面
授業内容
細胞:生物個体を構成している細胞と細胞分裂について学ぶ。ウイルスの構造について学ぶ。
事後学習・事前学習
減数分裂と生物の多様性の関係ついて考察せよ。ウイルスは生物と言えるかどうか考えよ。DNA, RNA, タンパク質の細胞内における役割を調べよ。
1時間
第3回
授業形態
対面
授業内容
生命を担う物質:生命活動を担うタンパク質、遺伝情報を担うDNA/RNAについて学ぶ。
事後学習・事前学習
DNAの情報分子として役割を考察せよ。遺伝子に含まれる遺伝情報とタンパク質構造の関係を調べよ。
1時間
第4回
授業形態
対面
授業内容
遺伝子発現調節:遺伝情報からタンパク質ができるプロセスについて学ぶ。
事後学習・事前学習
一つの個体には多様な細胞が存在する。この仕組みを遺伝子発現の観点から考察せよ。DNA、ゲノム、遺伝子の違いを調べよ。
1時間
第5回
授業形態
対面
授業内容
ヒトゲノム:ヒトの遺伝情報全体であるゲノムDNAの構造について学ぶ。
事後学習・事前学習
限られた数の遺伝子から、多種多様なタンパク質が作られる仕組みを考察せよ。細胞の分化とは何かを調べよ。
1時間
第6回
授業形態
対面
授業内容
発生と分化:遺伝情報に基づき受精卵が分裂し、様々な細胞に分化することで生物個体が生まれる仕組みを学ぶ。
事後学習・事前学習
細胞分化の仕組みについて、細胞が置かれた環境と遺伝子発現調節の観点から考察せよ。遺伝子組換え技術とはどのような技術か調べよ。
1時間
第7回
授業形態
対面
授業内容
遺伝子工学:生体反応の仕組みから生まれた遺伝子組換え技術、ゲノム編集技術について学ぶ。
事後学習・事前学習
遺伝子組換え技術、ゲノム編集技術が生命科学研究にもたらした利点と問題点について考察せよ。遺伝子解析技術とは、どのような技術か調べよ。
1時間
第8回
授業形態
対面
授業内容
遺伝子解析:遺伝情報、ゲノム情報を調べるPCRやDNAシークエンシング技術、次世代シークエンサー(NGS)について学ぶ。
事後学習・事前学習
遺伝子解析におけるPCRおよび電気泳動技術の役割を考察せよ。がん発生と遺伝子について、知っていることをまとめよ。
1時間
第9回
授業形態
対面
授業内容
がんの分子生物学:分子レベルでのがん発生機序ならびにがん発生の遺伝的要因/環境要因について学ぶ。
事後学習・事前学習
細胞がん化の仕組みを遺伝子変異、エピジェネティクスの観点から考察せよ。がんの遺伝子検査について知っていることを述べよ。
1時間
第10回
授業形態
対面
授業内容
がんゲノム医療:がんゲノムプロファイリング検査、リキッドバイオプシー、分子標的薬、免疫チェックポイント阻害剤について学ぶ。
事後学習・事前学習
がん発生の仕組みに基づく、遺伝子検査や薬剤療法についてまとめよ。遺伝子検査にはどのようなものがあるか。知っていることをまとめよ。
1時間
第11回
授業形態
対面
授業内容
遺伝子解析技術と社会: DNA鑑定、遺伝学的検査、消費者直結型(Direct-To-Consumer: DTC)遺伝子検査について学ぶ。
事後学習・事前学習
DNA鑑定、遺伝学的検査の利点と社会における問題点について考察せよ。医療機関を介せずネット経由で検査が受けられる遺伝子検査(DTC遺伝子検査)とはどのようなものかまとめよ。iPS細胞について知っていることをまとめよ。
1時間
第12回
授業形態
対面
授業内容
生命科学の再生医療への応用: ES細胞、細胞の初期化、多能性をもつiPS細胞について学ぶ。
事後学習・事前学習
発生過程における幹細胞の役割をまとめよ。多能性細胞を用いた医療の利点と社会における問題点を考察せよ。
1時間
第13回
授業形態
対面
授業内容
生命倫理:遺伝子組換え(GM)作物、ゲノム編集食品、個人遺伝情報などの事例を通じ生命倫理について考える。
事後学習・事前学習
社会から見たバイオテクノロジーの利点と問題点を考察せよ。生命科学におけるリテラシーとは何かを考察せよ。
1時間
第14回
授業形態
遠隔(オンデマンド)
授業内容
生命科学と社会:生命科学教育と遺伝子/ゲノムリテラシー教育について学ぶ。
事後学習・事前学習
学校教育におけるリテラシーとしての遺伝子/ゲノム教育の進め方を検討せよ。第1回から学んだ内容を整理してまとめよ。
1時間
第15回
授業形態
対面
授業内容
学習内容の振り返り
事後学習
本講義で学んだ内容を、分子生物学の分野、技術分野、科学と社会が関わる分野に分けてまとめよ。その中で、これからの生命科学に必要と思われるところを考察せよ。
1時間
成績評価の方法
中間課題(レポート)40点、定期試験60点とし、60 点以上を合格とする。
受講生へのフィードバック方法
KUPORTを通じた追加資料の配布
教科書
教科書は指定せず、講義資料をKUPORT から配信する。参考書は提示する。
参考書
東京大学生命科学教科書編集委員会/編:「現代生命科学 第3版」羊土社(2020)
オフィスアワー
月曜日講義終了後、KU-LMSの質問登録機能 およびメール(au40489@g.kogakuin.jp)にて対応する。
受講生へのメッセージ
我々人間も生物の一員、生命科学は自分自身を知る学問です。聞き慣れない用語の意味を一つ一つ理解すれば、生命科学の面白さが開けてきます。
実務家担当科目
Applicable
実務経験の内容
製薬企業にてがん診断薬・感染症遺伝子検査薬の研究開発ならびにバイオ研究支援企業にて技術コンサルティングを行ってきた。本講義では、特に遺伝子工学・遺伝子解析技術(第7,8回)、生命科学の社会との繋がり(第9回以降)について実務経験を生かした授業を展開する。
教職課程認定該当学科
Not applicable
その他の資格・認定プログラムとの関連
関連する科目でない
教育課程コード
Ⅲ3b/Ⅲ3c/Ⅲ4c
教育課程コードの見方【例】 Ⅰ2a(Ⅰ…Ⅰ群、2…2年配当、a…必修) ※ a : 必修 b : 選択必修 c : 選択 ※複数コードが表示されている場合には入学年度・所属学科の学生便覧を参照のこと
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