Syllabus data

開講年度
2025Year
開講学期
Intensive
科目名
Study on Modern Teaching Profession
授業種別
Lecture
科目名(英語)
Study on Modern Teaching Profession
授業情報(授業コード・クラス名・授業形態)
A0700036 Study on Modern Teaching Profession
担当教員
ABE Yoshie
単位数
2.0Credits
曜日時限
Intensive course
キャンパス
Shinjuku Campus
教室
A-1161教室

学位授与の方針
教職・学芸員課程 該当なし
具体的な到達目標
具体的な到達目標は、履修学生が①教職の意義及び教員の役割について理解すること、②研修や含む及び身分保障等、教員の職務内容を学ぶこと、③①②を通して、自らの進路選択の参考とすることができることである。
受講にあたっての前提条件
教職課程に登録していること。
授業の方法とねらい
この授業は、いわば、教職の入門的な科目である。この授業のテーマは、「教師というしごと」についてその意義と役割への理解を深めると共に、自らの適性を見つめ、これから先の教職課程で何をどう学ぶのかを履修学生が考え、職業選択の機会とすることである。授業では、教職の意義及び教員の役割、研修や服務及び身分保障等、教員の職務内容、を取り上げる。
【具体的な到達目標】
 具体的な到達目標は、履修学生が①教職の意義及び教員の役割について理解すること、②研修や服務及び身分保障等、教員の職務内容を学ぶこと、③①②を通して、自らの進路選択の参考とすることができることである。
 わたしたちは、これまでの学校体験・教師体験を土台として、教師について何らかの考え・想いを抱いている。それぞれの抱く教師像は異なり、そのために指導上の問題が生じることもある。
 そこで現代教職論では、教職の意義及び役割、教員の職務内容、教科指導の専門性、生徒指導の専門性、教師のライフコースについて学びながら、専門職としての教師について探っていく。授業は対面で実施する。また、省察をひとつの軸とすることで、学校体験・教師体験を相対化し、自分のなかにある「学校」「教師」についての先入観や偏見に気づく機会としたい。以上を踏まえて、教職に関する自らの適性を見つめ進路選択に資する各種の機会を提供する。
AL・ICT活用
Discussion Debate/Group Work/Interactive classes using ICT/Support for self-learning using ICT/Other

授業内容 事前学習 事後学習 必要時間
(1日目)
1.オリエンテーション:評価方法や授業の進め方についての説明と学生の自己紹介。
なぜ教職をめざすのかを客観視するために、「教職への想い」についてレポートを書き共有する。

2.教職の意義及び役割1:今日の学校教育や教職の社会的意義と役割
公教育の目的とその担い手である教員の存在について、経験を客観視し、社会的文脈で考察する。他の職業との比較を通して、教職の職業的特徴を理解する。

(2日目)
3.教職の意義及び役割2:中学校・高等学校における教育の意義と教師の役割
教職観の変遷を踏まえ、今日の教員に求められる役割を検討する。とくに、思春期から青年期にかけての生徒が直面する課題を理解しその自立を支える視点から、中高における教育の意義と教師の役割を考える。また、求められる資質能力を理解する。

4教師になるには1:教職課程・教育実習・免許制度等・採用試験
教職課程での学修から教員になるまでの過程を理解するとともに、幼児・児童及び生徒への指導及び指導以外の校務を含めた教員の職務の全体像を具体的に理解する。
教職課程の説明の際には『教職課程履修の手引き』を用いるので手元に準備しておくこと。

5教師になるには2:教職員の研修、服務・義務等、身分保障、学校組織
専門職としての教師という視点から、教員研修の意義及び制度上の位置づけ、学び続ける教師像について検討する。教員に課せられる服務上・身分上の義務及び身分保障について具体例を挙げながら考察する。

(3日目)
6教師のしごと1:教科指導の専門性
幼児、児童及び生徒への指導、とりわけ中・高の教科指導について、学習指導要領、対話的主体的で深い学びを例に検討する。

7.教師のしごと2:生徒指導の専門性
幼児、児童及び生徒への指導、とりわけ中高の生徒指導について、生徒指導提要や校則改正を例に検討する。

(4日目)
8.教師と現代的課題
「毎朝遅刻してくる子」を例にどんな指導ができるかを検討する。背景にある現代的課題について検討し、今日の教員にどのような役割が求められているかを考える。

9.教師のしごと4:学校の危機管理
学校管理下で起こる事件・事故・災害の実情を踏まえ、学校保健安全法に基づく危機管理を含む学校安全の目的と具体的な取組みを理解する。とくに、災害時の教員の役割について考える。

(5日目)
10.教師のしごと5:学校・家庭・地域の連携とチーム学校
こども虐待やヤングケアラーなど現代的課題を例に、校内の教職員や多様な専門性を持つ人材と効果的に連携・分担し、チームとして組織的に諸課題に対応することの重要性を理解する。

11.教師のライフコース1:教職アイデンティティの形成
教職のライフコース研究をふまえ、養成期・新任若手期・中堅期・ベテラン期に直面する教職の危機とその回避方策について検討する。

12.教師のライフコース2:学び続ける教師像
教職の危機を乗り越えるための「学び続ける教師像」について、こども基本法でも規定されているこどもの権利の視点から検討する。

(6日目)
13.全体のまとめ
教職の意義及び教員の役割・職務内容(チーム学校運営への対応を含む)について、全体のまとめを行う。

14.学修全体のふりかえり
初回に書いた「教職への想い」レポートと比較し、現代教職論の授業を通して、どのような自己変容がみられたかを言語化する。あわせて教職の適性について考え、自らの課題に気づく機会をもち、全体のふりかえりとする。

<準備学習>
<事前>
1日目:「教職への想い」「忘れられない教師との出会い」「どんな教師になりたいか」を600-1200字程度にまとめておく。講義終了後は、他の学生の意見を聴き、自分の考えを再考する機会としたい。
2・3日目:講義の際に指示する関連法規・資料等に目を通しておくこと。
4−6日目:子どもに関する新聞記事を読んだり、ニュースを意識して見ておくこと。
<事後>
毎回:KU-LMSから小レポートに記入すること。コメントを返却するので、必ず目を通すこと。
   配布されたレジュメを読み返しておくこと。授業中に考えたことを、自分なりに言葉にすること。
   講義後は、講義で学んだことを踏まえて、家族や友人と意見交換をすること。たとえば、3日目:印象深い教科指導について・中高生時代の生徒指導について等、各回で取り上げた項目に関して自分の考えを他者に聴いてもらうとよい。

成績評価の方法
講義への出席とディスカッションへの参加を前提とし、授業終了時には、KU-LMSから小レポートに記入することで毎回の学習の理解度をみる。最終日には、KU-LMSから最終レポートを提出する。小レポート等の平常点と授業内試験の割合は4:6であり、A+〜Fの6段階評価でD以上の者を合格とする。
受講生へのフィードバック方法
KU-LMSに提出した小レポートへのコメント記入によりフィードバックを行う。また、希望者には最終レポートの事前添削を行う。

教科書
教科書は指定しない。
参考書
ショーン著・柳沢昌一・三輪健二監訳2007『省察的実践とは何か』鳳書房
山崎準二著2012『教師の発達と力量形成—続・教師のライフコース研究』創風社
山崎準二・榊原禎宏・辻野けんま2012『「考える教師」—省察、創造、実践する教師—』学文社
学習指導要領
その他は授業中に適宜指示する。

オフィスアワー
【八王子】水曜日 11:40−12:30(八王子校舎総合教育棟 1s-326)
【新宿】土曜日 11:40−12:00(新宿11F講師室)
※このほかの時間帯を希望する場合は、abeyoshie@cc.kogakuin.ac.jpまで個別に連絡してください。
受講生へのメッセージ
現代教職論は、教職のいわば「入口」です。「教師になりたい!」と強く思っている人も、とりあえず免許を取ろうと考えている人も、「教師の専門性」について考える中で、自分が教職に向いているのかどうか、いったん距離をおいて考えてみてください。ただ、ひとりで向き合うのは大変なので、共に考えていければいいなと思います。

実務家担当科目
Not applicable
実務経験の内容

教職課程認定該当学科
All Departments
その他の資格・認定プログラムとの関連
関連する科目でない
教育課程コード
教育課程コードの見方【例】 Ⅰ2a(Ⅰ…Ⅰ群、2…2年配当、a…必修) ※ a : 必修 b : 選択必修 c : 選択 ※複数コードが表示されている場合には入学年度・所属学科の学生便覧を参照のこと