Syllabus data

開講年度
2025Year
開講学期
Second Semester
科目名
Industrial Organic Chemistry
授業種別
Lecture
科目名(英語)
Industrial Organic Chemistry
授業情報(授業コード・クラス・授業形態)
A2500015 Industrial Organic Chemistry
担当教員
KAWAI Tadatomo
単位数
2.0Credits
曜日時限
Tue.4Period
キャンパス
Shinjuku Campus
教室
A-0715教室

学位授与の方針
1 基礎知識の修得  0 %
2 専門分野の知識・専門技術の修得  90 %
3 汎用的問題解決力の修得  0 %
4 道徳的態度と社会性の修得  10 %
具体的な到達目標
(1) 製品の元となる分子の基本的な構造と性質を理解する
(2) 製造の元となる反応機構を理解する
(3) 分子構造や物性が材料の性能・機能性といかに結びつくかを理解する
以上の理解に基づき、
・ 基本的な有機工業化学製品について、製造法、性質、用途について説明できる
・ グリーンケミストリーの観点から有機化学工業について概要を説明できる
以上を目標とする。
受講にあたっての前提条件
有機化学 I 、有機化学 II 、有機化学 III を修得していることが望ましい。
授業の方法とねらい
有機化合物から合成される物質・材料は,エネルギーを含め,我々の生活に必要不可欠となっている.
本授業においては,有機化学 I からIIIで学んだ基礎知識を基に,石油化学と有機工業化学,高分子工業化学について学ぶ.様々な有機化学製品が持つ性質・機能性は,分子構造に起因し,今までに学んだ反応を元に製造されている.この基本的性質を分子の立場から理解することは,材料を有効に利用するための土台となる.
AL・ICT活用
Not used

第1回
授業形態
対面
事前学習
【第1回目事前学習】
島田広道 著,「持続可能社会の実現に向けた化学の役割(<シリーズGSC>低炭素・循環型社会を先導するGSC−持続可能な社会を目指す化学技術の過去・現在・未来−)
https://www.jstage.jst.go.jp/article/kakyoshi/59/1/59_KJ00007516456/_pdf/-char/ja

Henning HOPF, Goverdhan MEHTA, Alain KRIEF, Stephen A. MATLIN 著,「One-world chemistry と地球の持続可能性の探求」
日本化学会誌2017年10号(日本語訳http://www.chemistry.or.jp/opinion/ronsetsu1710-2j.pdf、原文http://www.chemistry.or.jp/opinion/ronsetsu1710-2e.pdf)

を読んでおくこと。

油脂の化学構造、脂肪酸の化学構造と物性について、調べておくこと。
1時間
授業内容
授業を始めるに当たり: 化学工業と私たちの生活,資源とエネルギー,環境問題
有機化学工業(1) 油脂
事後学習・事前学習
【第1回目事後学習】
 「化学」が,豊かなくらしを維持し,環境に調和した持続可能な循環型社会に寄与していることを説明できる.
 脂肪酸の化学構造と物性,脂肪酸の酸化劣化について,説明できる.

【第2回目事前学習】
 界面活性剤の構造と分類について,調べておくこと.
 染料と塗料の用途について調べておくこと.
2時間
第2回
授業形態
対面
授業内容
有機化学工業(2) 界面活性剤
有機化学工業(3) 染料,塗料
事後学習・事前学習
【第2回目事後学習】
 界⾯活性剤の分類と⽤途,界⾯活性剤の化学構造について,説明できる.
 染料の合成と⽤途,染料の分⼦構造と発⾊機構,塗料の⽤途,について説明できる.
【第3回目事前学習】
 いくつかの⾹料の化学構造を調べておくこと.
 ⽯油の化合物組成を調べておくこと.
2時間
第3回
授業形態
対面
授業内容
有機化学工業(4) 香料
石油化学工業(1) 石油
事後学習・事前学習
【第3回目事後学習】
 ⾹料の化学構造と⾹りの関係について説明できる.
 いくつかの⽯油含有化合物の分⼦構造を説明できる.
【第4回目事前学習】
 ⽯油精製工程における⽔素化精製を調べておくこと.
2時間
第4回
授業形態
対面
授業内容
石油化学工業(2) 石油精製
事後学習・事前学習
【第4回目事後学習】
 水素化精製について説明できる.

【第5回目事前学習】
 石油精製工程におけるリフォーメーション,接触分解法を調べておくこと.
2時間
第5回
授業形態
対面
授業内容
⽯油化学⼯業(2) ⽯油精製
⽯油化学⼯業(3) 有機基礎原料
事後学習・事前学習
【第5回目事後学習】
 ⽯油精製工程における触媒と触媒反応について説明できる.
【第6回目事前学習】
 ⽯油精製工程における熱分解法を調べておくこと.
 エチレンの誘導体について調べておくこと.
2時間
第6回
授業形態
対面
授業内容
石油化学工業(3) 有機基礎原料
事後学習・事前学習
【第6回目事後学習】
 エチレンの生成法について説明できる.

【第7回目事前学習】
 プロピレン,ベンゼンの誘導体について調べておくこと.
2時間
第7回
授業形態
対面
授業内容
石油化学工業(3) 有機基礎原料
高分子化学工業(1) 高分子の基礎
事後学習・事前学習
【第7回目事後学習】
 Wacker法,クメン法について説明できる.
【第8回目事前学習】
 アルカン(C1からC10)とポリエチレンの分⼦構造と物性を調べておくこと.
 ⾼分⼦の化学構造とガラス転移温度,融点を調べておくこと.
2時間
第8回
授業形態
対面
授業内容
高分子化学工業(1) 高分子の基礎
事後学習・事前学習
【第8回目事後学習】
 ⾼分⼦と低分⼦の違いについて説明できる.
 ⾼分⼦の化学構造とガラス転移温度,融点の関係を説明できる.
【第9回目事前学習】
 縮合重合,付加重合について調べておくこと.
2時間
第9回
授業形態
遠隔(オンデマンド)
授業内容
⾼分⼦化学⼯業(2) ⾼分⼦材料の製法①縮合重合
⾼分⼦化学⼯業(2) ⾼分⼦材料の製法②付加重合
事後学習・事前学習
【第9回目事後学習】
 重縮合を例に縮合重合における重合時間と分⼦量変化ついて説明できる.
 ラジカル重合を例に付加重合における重合時間と分⼦量変化ついて説明できる.
【第10回目事前学習】
 リビング重合,遷移金属触媒重合について調べておくこと.
2時間
第10回
授業形態
対面
授業内容
高分子化学工業(2) 高分子材料の製法③
事後学習・事前学習
【第10回目事後学習】
 リビング重合,遷移金属触媒重合について説明できる.
【第11回目事前学習】
 繊維材料としての高分子化合物の分子構造と物性について調べておくこと.
2時間
第11回
授業形態
対面
授業内容
高分子化学工業(3) 繊維
事後学習・事前学習
【第11回目事後学習】
 繊維の化学構造と物性について説明できる.
【第12回目事前学習】
 代表的な熱可塑性プラスチックについて調べておくこと.
2時間
第12回
授業形態
対面
授業内容
高分子化学工業(4) プラスチックス
事後学習・事前学習
【第11回目事後学習】
 代表的な熱可塑性プラスチックについて説明できる.
【第12回目事前学習】
 熱硬化性プラスチックを調べておくこと.
2時間
第13回
授業形態
対面
授業内容
⾼分⼦化学⼯業(4) プラスチックス
事後学習・事前学習
【第13回目事後学習】
 代表的な熱硬化性プラスチックについて説明できる.
【第14回目事前学習】
 ゴムの架橋反応を調べておくこと.
2時間
第14回
授業形態
対面
授業内容
⾼分⼦化学⼯業(5) ゴム
資源とエネルギー,環境問題の再考
事後学習・事前学習
【第14回目事後学習】
 架橋ゴムと熱可塑性エラストマーの分⼦構造について説明できる.
【第15回目事前学習】
 第1回から第14回までの復習をすること.
2時間
第15回
授業形態
対面
授業内容
学期末筆記試験
事後学習
「化学」が,豊かなくらしを維持し,環境に調和した持続可能な循環型社会に寄与していることを説明できる.
2時間

成績評価の方法
定期試験の成績にて,A+〜DのGradeで評価する.Grade Dの目安は100点満点換算において60点である.
受講生へのフィードバック方法
適宜口頭で授業内で講評を述べます。

教科書
必要に応じプリントを配布する。
参考書
書名: 工業有機化学 上
副書名: 原料多様化とプロセス・プロダクトの革新
著者: H. A. Wittcoff、B. G. Reuben、J. S. Plotkin (田島慶三、府川伊三郎 訳)
出版社: 東京化学同人(2015)  ISBN: 978 4 8079 0876 9

書名: 工業有機化学 下
副書名: 原料多様化とプロセス・プロダクトの革新
著者: H. A. Wittcoff、B. G. Reuben、J. S. Plotkin (田島慶三、府川伊三郎 訳)
出版社: 東京化学同人(2016)  ISBN: 978 4 8079 0877 6

書名: 有機機能材料
副書名: 基礎から応用まで
シリーズ: エキスパート応用化学テキストシリーズ
著者: 松浦和則、角五彰、岸村顕広、佐伯昭紀、竹岡敬和、内藤昌信、中西尚志、舟橋正浩、矢貝史樹
出版社: 講談社(2014)  ISBN: 978 4 06 156802 0

書名: 有機工業化学
シリーズ: 化学の指針シリーズ
著者: 井上祥平
出版社: 裳華房(2008)  ISBN: 978 4 7853 3222 8

書名: 高分子化学 第5版
著者: 村橋俊介・小高忠男・蒲池幹治・則末尚志 編
出版社: 共立出版(2007)  ISBN: 978 4 320 04380 0

その他、授業で紹介する。

オフィスアワー
火曜日2時限〜5時限 A2066室
受講生へのメッセージ
授業に出席し、必ずノートをとること。

実務家担当科目
Not applicable
実務経験の内容

教職課程認定該当学科
Not applicable
その他の資格・認定プログラムとの関連
関連する科目でない
教育課程コード
Ⅲ3c
教育課程コードの見方【例】 Ⅰ2a(Ⅰ…Ⅰ群、2…2年配当、a…必修) ※ a : 必修 b : 選択必修 c : 選択 ※複数コードが表示されている場合には入学年度・所属学科の学生便覧を参照のこと