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Teacher name : 井上 知樹
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開講年度
2025Year
開講学期
First Semester
科目名
Law B
授業種別
Lecture
科目名(英語)
Law B
授業情報(授業コード・クラス・授業形態)
A0800037 Law B
担当教員
null
単位数
2.0Credits
曜日時限
Tue.1Period
キャンパス
Hachioji Remote
教室
学位授与の方針
1 基礎知識の修得 50%
2 専門分野の知識・専門技術の修得 0% 3 汎用的問題解決力の修得 0% 4 道徳的態度と社会性の修得 50% 具体的な到達目標
人、社会、文化に関する基礎的知識をしっかりと身に付け、それに基づいて自身の考えを深めることができるようになる。社会的環境と照らし合わせながら、将来を展望する。
受講にあたっての前提条件
人、社会、文化に関する知識への関心をもっている。
授業の方法とねらい
本講座では日本国憲法が設定している日本の政治の仕組みを学んでもらう。しかし、非法学部の学生を対象とした講義なので、法学部におけるような専門的な解釈論を講義の中で展開するというよりは、憲法が設定している政治・統治制度に関して、日本という国家を運転・舵取りするに必要なアクセル・駆動力とブレーキ・制動機という観点から、分析し概説することで、政治の全体構造を理解してもらうことを主位に置いている。
まず授業の前半部では、そのようなアクセルとブレーキを国家が装備するに至った歴史的背景を世界史的展開の中に日本史を位置付けることによって通覧することから始まり、明治憲法から日本国憲法へという流れへと架橋する。次に、後半部では、上述の歴史の推移を前提として、日本国憲法が設定する政治・統治制度を、権力の民主化(民主主義)と権力の分立(立憲主義)という2つの観点から具体的に概観する。 以上を通じて、 (1)自国のみに偏った歴史理解ではなく、自由と民主主義に基づく普遍的な歴史理解=断絶史観を解説できる。(大河ドラマかぶれや歴女になってはならない! 武士の戦闘だけが歴史ではない! 今そんなことしたらテロリスト扱いされてしまう!) (2)議院内閣制という民主的だが複雑な政治制度を説明できる。(何でもかんでもアメリカみたいに、直接政治指導者を選びたいと叫ぶ、そんじょそこらの般ピー人間にはならない) (3)権力の集中を排除して濫用を抑制することで自由を確保するという、法の支配(人の支配の否定)の発想を持つことができる。(中学や高校の授業や生徒会・学級会民主主義程度の実践では絶対に教えてくれないこと) 以上のような思考様式を獲得し、一般の日本人とは一味違った人間になることができる。 AL・ICT活用
Project Based Learning/Other
第1回
授業形態
遠隔(オンデマンド)
事前学習
シラバスの熟読を通して、本講座を受講を通じて獲得すべき、専門的内容と前提となる学習方法及びその理由を把握する。
0.5時間
授業内容
第1回 カイダンス・オリエンテーション(大学における勉強とは? 本講座の方法及びその理由と、それに基づく単位認定について)
事後学習・事前学習
本講座の授業方法に関して配布し授業内で説明したレジュメを、自分でも熟読して理解することを通じて、単なる課題の多い授業、面倒な授業という印象で諦めてしまうのではなく、この授業はもちろん、大学4年間の学習で必要とされる、及び、社会に出てからも当然求められる能力、態度、人格でであることを理解し、学生によっては、これまでの自分の生き方・生き様を根本的に改める契機として、別の学生にとっては、これまでの18年間の生き方が間違っていなかったことを再確認し、今後もそのままの自分でいて良い、後は大学生として学問をするだけ、そのことに意識を向けるきっかけとする。
1時間
第2回
授業形態
遠隔(オンデマンド)
授業内容
第2回 政治の原理原則を定めた憲法とは何か?
憲法史(市民革命史・近現代史)…第一回課題 事後学習・事前学習
授業で配布した講義レジュメの再読を通して、赤や青の太字で書いたキーワードを確認する。同時に、憲法史に関する第一回目の課題に取り組む。
2時間
第3回
授業形態
遠隔(オンデマンド)
授業内容
第3回 続き
事後学習・事前学習
授業で配布した講義レジュメの再読を通して、赤や青の太字で書いたキーワードを確認する。同時に、第一回目の課題に取り組む。
2時間
第4回
授業形態
遠隔(オンデマンド)
授業内容
第4回 明治憲法から日本国憲法へ
事後学習・事前学習
授業で配布した講義レジュメの再読を通して、赤や青の太字で書いたキーワードを確認する。同時に、第一回目の課題に取り組む。
2時間
第5回
授業形態
遠隔(オンデマンド)
授業内容
第5回 象徴天皇制
事後学習・事前学習
授業で配布した講義レジュメの再読を通して、赤や青の太字で書いたキーワードを確認する。同時に、第一回目の課題に取り組む。
2時間
第6回
授業形態
遠隔(オンデマンド)
授業内容
第6回 権力の民主化と権力の分立(アクセルとブレーキ)
まずは、権力の民主化(アクセル:自分「たち」のことは自分「たち」で決める)…第二回課題 事後学習・事前学習
授業で配布した講義レジュメの再読を通して、赤や青の太字で書いたキーワードを確認する。同時に、権力の民主化の要である「国民」およびそれを支える「マスメディア」に関する第二回目の課題に取り組む。
2時間
第7回
授業形態
遠隔(オンデマンド)
授業内容
第7回 国民主権・選挙権・マスメディア・政党
事後学習・事前学習
授業で配布した講義レジュメの再読を通して、赤や青の太字で書いたキーワードを確認する。同時に、第二回目の課題に取り組む。
2時間
第8回
授業形態
遠隔(オンデマンド)
授業内容
第8回 国会・国会議員・議院
事後学習・事前学習
授業で配布した講義レジュメの再読を通して、赤や青の太字で書いたキーワードを確認する。同時に、第二回目の課題に取り組む。
2時間
第9回
授業形態
遠隔(オンデマンド)
授業内容
第9回 前回の続き
事後学習・事前学習
授業で配布した講義レジュメの再読を通して、赤や青の太字で書いたキーワードを確認する。同時に、第二回目の課題に取り組む。
2時間
第10回
授業形態
遠隔(オンデマンド)
授業内容
第10回 内閣・議院内閣制…第三回課題
事後学習・事前学習
授業で配布した講義レジュメの再読を通して、赤や青の太字で書いたキーワードを確認する。同時に、これまでの復習(権力の民主化)と今後の予習(権力の分立)に関する第三回目の課題に取り組む。
2時間
第11回
授業形態
遠隔(オンデマンド)
授業内容
第11回 権力の分立(ブレーキ:自分のことは自分「たち」で決めてはいけない
中世立憲主義、近代立憲主義、現代立憲主義 事後学習・事前学習
授業で配布した講義レジュメの再読を通して、赤や青の太字で書いたキーワードを確認する。同時に、第三回目の課題に取り組む。
2時間
第12回
授業形態
遠隔(オンデマンド)
授業内容
第12回 裁判所・違憲審査権
事後学習・事前学習
授業で配布した講義レジュメの再読を通して、赤や青の太字で書いたキーワードを確認する。同時に、第三回目の課題に取り組む。
2時間
第13回
授業形態
遠隔(オンデマンド)
授業内容
第13回 地方自治
事後学習・事前学習
授業で配布した講義レジュメの再読を通して、赤や青の太字で書いたキーワードを確認する。同時に、第三回目の課題に取り組む。
2時間
第14回
授業形態
遠隔(オンデマンド)
授業内容
第14回 まとめ・試験問題の配布又は公表、及び解説
事後学習・事前学習
これまでに配布した講義レジュメ全てに目を通し、期中3回の課題で購読した文献、課題の内容を想起し、且つ、配布又は公表した試験問題を熟読して、試験対策に従事する。
6時間
第15回
授業形態
遠隔(オンデマンド)
授業内容
学習到達度の確認(レポート提出)
事後学習
レポート返却後、添削された箇所を確認し、その含意を熟考するように。
1時間
成績評価の方法
小論文形式の筆記試験(70%)なので、出題への応答、その論旨展開の論理性、事実関係の誤認の有無、誤字を評価基準とする。
小論文形式の筆記試験をぶっつけ本番で挑むのはほぼ困難で失敗が容易に予想されるので、それに向けた予行練習の意味も兼ねて、期中数回の文献購読と課題レポートを課す(30%)。レポート提出が半数に満たない者は自動的に評価の対象外とする。 受講生へのフィードバック方法
KU-LMSを通じて、添削したレポートを返却する。
教科書
特に指定しない。レポートのための参考文献を適宜印刷配布するので、それで代用する。これは金銭的出費を重ねなくても勉強はできることを理解してもらうためでもある。
参考書
講義の中で、課題として、適宜参考文献を配布する。これは金銭的出費を重ねなくても勉強はできることを理解してもらうためでもある
オフィスアワー
KU-LMSの質問登録から随時受付し、認識次第回答する。
受講生へのメッセージ
今は昔、2009年8月の衆議院議員総選挙で、日本史上初めて国民自身の手による政権交代が起こった。これによって発足した鳩山政権は、国民の大きな期待と支持をもって迎えられた。ところが、それから僅か8ヵ月後鳩山内閣は退陣し、代わって菅内閣が発足したものの、震災対応の不手際や人望喪失により退陣し、三代目の野田内閣も支持率漸減で、遂に2012年12月の総選挙で自民党が再び政権を奪回した。猫の目内閣と小学生並みの学級崩壊の民主党に国民は辟易した結果である。では、自民党に期待が持てるのか。政権交代前の自民党政権時代も、末期は、安倍、福田、麻生と三代続けて1年で政権が崩壊し、その間に格差は拡大し貧困は深化して行ったために、民主党が政権を獲得したのである。従って、自民党の政策傾向からすれば、再び格差拡大は容易に推認し得るのであり、そのように持てる者と持たざる者に分裂・分断した日本国民を再統合するために、歴史や伝統・民族性の共有とそれを象徴する国旗国歌への忠誠を扇動することで、持てる者にとって好都合な社会を形成し、持たざる者の中のはねっかえりには、罰則強化による威嚇と国防強化による男らしいmachoismを示し、持たざる者の中のか弱き子羊たる一般大衆は、消費増税と物価高の苛斂誅求に苦しみつつも何も行動することなく、只管朝早くから満員の通勤電車に揺られ帰宅の電車では深い眠りに落ちるかスマホをいじりっ放し、という単調な日々を毎日繰返すそこいらの大人になるだろう。
加えて、昨今の日本の民主政治は、権力に在る者たちの奢りと反知性的無知無教養、人間的傲慢さのため、山吹色(金)や桃色(性)に目の眩んだ連中による政治となっている。それが、コロナを契機に菅内閣の下で如実に現れ、岸田、石破と続いている。そして、それに歯止めをかける批判的役割を持つ野党は、その役割を果たせず、マスコミはマスゴミ状態で、国民有志による批判デモはネチズンやネトウヨという袖手傍観連中からからかわれており、日本の衰退は全くストッパーのかからない状態である。 ここから見えてくるのは、自民がダメだ、民主がダメだというよりも、何も変わらない、変える気のない、変えようとしない、変わろうとしない日本の「民主政治」がダメだということであり、国「民主」権の「政治」である以上、変身しようとしない国民がダメだということである。なぜ日本人はそうなのか。本講座では、日本国憲法の統治機構の概説・概観をする前に、民主政治に至る世界史的展開の中に日本史を位置づけることによって見えてくる、民主政治に向けた国民自身の覚悟の欠落、民主政治における当事者意識の欠如から繙くことで、日本の政治システム、統治制度を学ぶための問題意識を、共有したいと考えている。 実務家担当科目
Not applicable
実務経験の内容
教職課程認定該当学科
All Departments
その他の資格・認定プログラムとの関連
関連する科目でない
教育課程コード
Ⅰ2b/A2b
教育課程コードの見方【例】 Ⅰ2a(Ⅰ…Ⅰ群、2…2年配当、a…必修) ※ a : 必修 b : 選択必修 c : 選択 ※複数コードが表示されている場合には入学年度・所属学科の学生便覧を参照のこと
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