Syllabus data

開講年度
2025Year
開講学期
First Semester
科目名
Theory of Architectural Design
授業種別
Lecture
科目名(英語)
Theory of Architectural Design
授業情報(授業コード・クラス・授業形態)
A1100241 Theory of Architectural Design
担当教員
FUJIKI Ryumei
単位数
2.0Credits
曜日時限
Thu.3Period
キャンパス
Shinjuku Campus
教室
A-0815教室

学位授与の方針
1 基礎知識の修得   0 %
2 専門分野の知識・専門技術の修得   100 %
3 汎用的問題解決力の修得   0 %
4 道徳的態度と社会性の修得   0 %
具体的な到達目標
これまでの(新しい)建築デザイン手法開拓の歴史について知るとともに、建築を設計するということが、哲学・思想や他分野の芸術とも密接に関わり合っていることを理解し、何が新しくて、何が新しくないかを自分で判断できるようになる。
受講にあたっての前提条件
見知らぬものに対する好奇心を有していること。少なくとも、「新しさ」という価値に対して拒否反応を示さないこと。
授業の方法とねらい
建築家は、それぞれの設計のやり方を持っており、明確な設計手法を有している者もいれば、経験に基づく「作法」と呼んだ方が適切な場合もある。つまり、建築家が100人いれば、おそらくは100通りに近いやり方があるだろう。従って、それらを網羅的・体系的に紹介することは困難であるし、それらの手法あるいは作法は、建築家の価値観(判断の優先順位)と深く結びついているため、仮にそれらを紹介するとすれば、手法そのものの講義というより、彼らの作品を紹介する形をとらざるを得ない。よって、このことからも分かるように、建築家を目指す人たちは、おのおのの設計手法を各自で開発する必要がある。
しかしながら、講義名が「建築デザイン手法」となっていることから、デザイン手法について知りたいという学生も多いと思われるので、現代建築の、特に世界的な潮流に関わる幾つかの先端的な設計手法に限って、順序としては逆であるが(本来は、近代建築および現代建築の流れを把握した後の講義の最後に紹介するのがふさわしいが)、講義の初回から3回目くらいまでを使って、それらを紹介したい。また、この講義では、建築についてだけではなく、広い意味での芸術、すなわち、絵画、音楽などや、哲学についても取り上げる。その理由は、現代建築を支える考え方の点で重要な関わりを持っているからである。逆に言えば、建築学部の講義の中に、音楽や哲学が含まれていないことの方がむしろ不自然なのであり、このことをしっかりと認識して欲しい。

この講義は、(新しい)建築デザイン手法に関する講義であると同時に、「新しい建築」を巡る旅でもある。従って、「新しい建築」を目指さない人たちにも、いわば見知らぬ外国を旅するような気持ちで同伴して欲しい。そしてもし、かつての私がそうであったように、この講義を聞いて、「新しい建築」という未踏の地を目指して、危険を承知で、それでも一緒に荒海に乗り出そうという同志にめぐりあうことができたなら、それは望外の喜びである。

ある建築が新しいかどうかを判定するためには、それまでの建築について良く知る必要がある。今すでに在る建築、これまでに在った建築、それらについて知らなければ、その建築が新しいものかどうか判断するすべがない。よって、「新しい建築」について論じるためには、まずは過去の建築について知ることから始めなければならないだろう。しかしそれは、歴史家の視点ではなくて、あくまでも、これから何かを生み出そうとするクリエーターの視点でなければならない。

私が「新しい建築」を目指すことになったきっかけを含めて、過去の建築について論じることは、私がこれまでに歩んできた人生そのものを語ることでもあり、自分についての思い出話のように聞こえる部分も少なからずあるだろう。それは決して本意ではないが、避けられないことでもあるので、あらかじめ断りを入れておくことにする。思い出話として聞こえる部分があれば、どうか勘弁して欲しい。
AL・ICT活用
Not used

第1回
授業形態
対面
事前学習
不要
0.5時間
授業内容
・前置き−1:自分が採用すべき設計手法は、目標や価値観と深く結びついている
・前置き−2:誰でも簡単にうまく設計できる汎用的な手法などというものは無い
・「フォールディング」という手法の紹介
事後学習・事前学習
・事後学習:授業で取り上げた建築家およびその作品についての年表を作成する。
0.5時間
第2回
授業形態
対面
授業内容
<シームレス建築>:21世紀のパラダイムそれは生命体の美学
事後学習・事前学習
・事後学習:授業で取り上げた建築家およびその作品についての年表を作成する。
2時間
第3回
授業形態
対面
授業内容
Parametricism:コンピュテーショナル・デザイン
事後学習・事前学習
・事後学習:授業で取り上げた建築家およびその作品についての年表を作成する。
2時間
第4回
授業形態
対面
授業内容
モダニズム=否定/過去との決別の美学—「新しさ」という価値
事後学習・事前学習
・事後学習:授業で取り上げた建築家およびその作品についての年表を作成する。
2時間
第5回
授業形態
対面
授業内容
20世紀のパラダイムそれは機械の美学
事後学習・事前学習
・事後学習:授業で取り上げた建築家およびその作品についての年表を作成する。
・事前学習:磯崎新著『建築の解体』を事前に眺めておくと良い。
2時間
第6回
授業形態
対面
授業内容
磯崎新著『建築の解体』で紹介された建築家たち−1
事後学習・事前学習
・事後学習:授業で取り上げた建築家およびその作品についての年表を作成する。
2時間
第7回
授業形態
対面
授業内容
磯崎新著『建築の解体』で紹介された建築家たち−2
事後学習・事前学習
・事後学習:授業で取り上げた建築家およびその作品についての年表を作成する。
2時間
第8回
授業形態
対面
授業内容
・ポストモダンからデコンストラクションへ
・年表作成作業
事後学習・事前学習
・事後学習:授業で取り上げた建築家およびその作品についての年表を作成する。
2時間
第9回
授業形態
対面
授業内容
デコンストラクションの建築家たち-1
事後学習・事前学習
・事後学習:授業で取り上げた哲学者および音楽家について調べてみる。
2時間
第10回
授業形態
対面
授業内容
デコンストラクションの建築家たち-2
事後学習・事前学習
・事後学習:授業で取り上げた建築家およびその作品についての年表を作成する。
2時間
第11回
授業形態
対面
授業内容
・パルテノンと集落:種類の違う美学について
・ふたりの哲学者(ジャック・デリダ、ジル・ドゥルーズ)
事後学習・事前学習
・事後学習:ランダムなデザイン事例について調べる。
2時間
第12回
授業形態
対面
授業内容
ふたりの音楽家(ジョン・ケージ、一柳慧)と <不可測な全体の誘導>
事後学習・事前学習
・事後学習:授業で取り上げた内容についての年表を作成する。
2時間
第13回
授業形態
対面
授業内容
・<不可測な全体の誘導>-1:《プロムナード多摩中央》
・<不可測な全体の誘導>-2:《平和へのプログラム》
・<不可測な全体の誘導>-3:自然発生的計画理論について
事後学習・事前学習
・事後学習:授業で取り上げた内容についての年表を作成する。
0.5時間
第14回
授業形態
対面
授業内容
年表作成作業
事後学習・事前学習
・授業全体で興味を持った講義内容を振り返り整理する。
2時間
第15回
授業形態
遠隔(オンデマンド)
授業内容
コンピュテーショナル・デザインに関するオンデマンド教材を用いる。(予定)
事後学習
・授業全体で興味を持った講義内容を振り返り整理する。
2時間

成績評価の方法
・最終課題(年表を含むレポート)の提出による評価。
・成績はGPA方式による。
・なお、毎回の出席はカウントしません。
受講生へのフィードバック方法
KU-LMSなどにコメントを掲示

教科書
・指定教科書なし。
・必要に応じて授業内でプリントを配布する。
参考書
・授業内で紹介する。

オフィスアワー
授業後30分、場所は2615室。
必要なら、双方都合の合う時間帯にGoogle Meetを使って同時双方向で質問や相談に答えます。
fujiki@cc.kogakuin.ac.jp
受講生へのメッセージ
「授業の方法とねらい」を参照して下さい。

実務家担当科目
Applicable
実務経験の内容
建築設計の経験がある教員が、実務経験を活かし、新しい建築設計手法について講義する。

教職課程認定該当学科
Not applicable
その他の資格・認定プログラムとの関連
関連する科目である
教育課程コード
B3c
教育課程コードの見方【例】 Ⅰ2a(Ⅰ…Ⅰ群、2…2年配当、a…必修) ※ a : 必修 b : 選択必修 c : 選択 ※複数コードが表示されている場合には入学年度・所属学科の学生便覧を参照のこと