シラバス情報

開講年度
2025年度
開講学期
後期
科目名
福祉施設計画
授業種別
講義
科目名(英語)
Architectural Planning of Welfare Facilities
授業情報(授業コード・クラス・授業形態)
A0600031 福祉施設計画 [DC][対面]
担当教員
境野 健太郎
単位数
2.0単位
曜日時限
水曜2限
キャンパス
新宿
教室
A-0615教室

学位授与の方針
1 基礎知識の修得   0 %
2 専門分野の知識・専門技術の修得   100 %
3 汎用的問題解決力の修得   0 %
4 道徳的態度と社会性の修得   0 %
具体的な到達目標
学習の到達目標は、福祉施設は利用する人の立場や場面によって要求が異なることを踏まえた上で、福祉施設のもつ機能と役割を総合的に理解することである。具体的には、福祉施設における生活や要求の多様化・複雑化に対し、建築空間がつくられるときの生活要求の捉え方を理解し、建築すべき空間の目的や機能を正しく把握することであり、設計上の課題を解決するためにさまざまな知識を総合的に活かす視点の重要性を認識することである。また、それぞれの福祉施設の社会的意義と計画の歴史や時代背景を理解した上で、施設計画の基本的な考え方を理解し、これからの福祉施設計画に必要な提案能力を身につけることである。
受講にあたっての前提条件
既習科目、または並行履修科目についての前提条件は特にないが、「ケアと住環境」を修得していることが望ましい。
授業の方法とねらい
世界で最も高齢化が進むわが国では、どのような立場で都市・建築・空間に携わるにしても、高齢者・障害者・車いす/ベビーカー使用者等への配慮なくして「よいまち」「よい建築」「よい空間」は達成できない。
本講義では、普段の学生生活では馴染みが薄く内容を理解しにくい「福祉施設」を題材に、福祉(施設)に求められる機能と役割を総合的に理解した上で、施設計画の基本的な考え方を修得し、これからの福祉施設計画に必要な提案能力を身につけることを目的とする。
AL・ICT活用
反転授業/グループワーク/プレゼンテーション

第1回
授業形態
対面
事前学習
福祉施設に求められる社会的な役割について調べておく。
2.5時間
授業内容
ガイダンス 日本社会の風景と福祉施設
事後学習・事前学習
第1回目の講義内容を整理し、高齢期の身体特性の変化とそれらが生活に与える影響について調べておく。
4.5時間
第2回
授業形態
対面
授業内容
高齢期における住まいと暮らし
 加齢による心身の機能低下(筋力低下・生理機能低下・疾患)と住空間
事後学習・事前学習
第2回目の講義内容を整理し、高齢者福祉施設に設けられる空間と機能について調べておく。
4.5時間
第3回
授業形態
対面
授業内容
高齢者施設の取り組みと課題
 日本における高齢者の捉え方と福祉施設計画の変遷
事後学習・事前学習
第3回目の講義内容を整理し、日本における高齢者福祉政策の変遷について調べておく。
4.5時間
第4回
授業形態
対面
授業内容
介護保険と高齢者福祉施設
 日本における高齢者福祉施設の種類と関連法規
事後学習・事前学習
第4回目の講義内容を整理し、個室ユニット型施設の特徴について調べておく。
4.5時間
第5回
授業形態
対面
授業内容
高齢者施設におけるケアと空間
 介護単位と生活単位:段階的空間構成
事後学習・事前学習
第5回目の講義内容を整理し、終の棲家としての住環境はどうあるべきか、自分の考えをまとめておく。
4.5時間
第6回
授業形態
対面
授業内容
個室ユニット化の有効性
 ある高齢者福祉施設における変化
事後学習・事前学習
第6回目の講義内容を整理し、高齢者福祉施設に設けられる空間と機能について発表できるようにまとめておく。
4.5時間
第7回
授業形態
対面
授業内容
高齢者福祉施設の建築計画
 福祉施設計画上の確認事項と注意点
事後学習・事前学習
第7回目の講義内容を整理し、高齢者施設の「ユニット(=基本生活単位)」の理想型を提案する。
4.5時間
第8回
授業形態
対面
授業内容
「基本生活単位」の計画(1)
 高齢者福祉施設に求められる機能と役割を整理し発表する
事後学習・事前学習
第8回目の講義内容を整理し、高齢者施設の「ユニット(=基本生活単位)」の理想型を提案する。
4.5時間
第9回
授業形態
対面
授業内容
「基本生活単位」の計画(2)
 高齢者福祉施設に求められる機能と役割を整理し発表する
事後学習・事前学習
他の学生が調べた成果や講義での指摘事項について整理し、自らの計画案をブラッシュアップさせる。
4.5時間
第10回
授業形態
対面
授業内容
高齢者・障害者のすまいの建築設計について(1)
 福祉施設の実践例をもとに設計者に求められる社会的役割を理解する
事後学習・事前学習
福祉施設の具体的な設計プロセスを通じて考えたことを整理し、建築を「ヒトのための空間」として計画する際に重要な視点についてまとめておく。
4.5時間
第11回
授業形態
対面
授業内容
高齢者・障害者のすまいの建築設計について(2)
 福祉施設の実践例をもとに設計者に求められる社会的役割を理解する
事後学習・事前学習
福祉施設の具体的な設計プロセスを通じて考えたことを整理し、建築を「ヒトのための空間」として計画する際に重要な視点についてまとめるとともに、リタイアメントコミュニティについて国内外の事例を調べておく。
4.5時間
第12回
授業形態
対面
授業内容
高齢者福祉と地域居住
 高齢化に対応した魅力的なまちづくり
事後学習・事前学習
第12回目の講義内容を整理し、バリアフリーとユニバーサルデザインについて調べておく。
4.5時間
第13回
授業形態
対面
授業内容
障害とノーマライゼーション
 あらゆる人を排除しない社会の実現
事後学習・事前学習
第13回目の講義内容を整理し、障害者福祉施設について調べておく。
4.5時間
第14回
授業形態
対面
授業内容
障害のある人のための福祉施設
 社会福祉の理念と障害者福祉施設
事後学習・事前学習
第14回目の講義内容を整理し、児童福祉施設について調べておく。
4.5時間
第15回
授業形態
遠隔(オンデマンド)
授業内容
こどものための福祉施設
 社会福祉の理念と児童福祉施設
事後学習
第1回〜15回目までの講義内容を整理し、総復習を行う。
2時間

成績評価の方法
評価はレポート、演習(発表)により行う。
講義の3分の2以上の出席をもって、成績評価の対象とする。いかなる理由でも5回以上講義を受けられない場合は、成績評価を行わない。
成績評価は、レポート(70%)、演習発表(30%)を目安に判断し、総合的に評価する。
受講生へのフィードバック方法
講義した内容を理解し、敷衍して考える力を身につけられるよう、講義内容へのコメントを求めたり小課題を課したりすることで、講義内容を理解しているか確認する時間を毎回の授業に設ける。

教科書
指定教科書なし
参考書
指定参考書なし
参考となる文献については、講義の中で適宜紹介する

オフィスアワー
毎週水曜日11:40〜12:10、新宿キャンパス25階 A-2573号室
講義の前後、または事前に sakaino☆cc.kogakuin.ac.jp まで連絡があった場合は、この限りではない(☆を@に直してください)
受講生へのメッセージ
本講義は「福祉施設」という限られた建築を対象としているが、そこで扱うテーマは普遍的で汎用性の高い内容であり、かつ身近な課題でもある。
知識や技術としての理解のみならず、本学で学修した学生が身につけておくべき「教養」として、積極的な履修を期待したい。

実務家担当科目
実務家担当科目ではない
実務経験の内容

教職課程認定該当学科
該当なし
その他の資格・認定プログラムとの関連
関連する科目である
教育課程コード
B3c
教育課程コードの見方【例】 Ⅰ2a(Ⅰ…Ⅰ群、2…2年配当、a…必修) ※ a : 必修 b : 選択必修 c : 選択 ※複数コードが表示されている場合には入学年度・所属学科の学生便覧を参照のこと