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教員名 : 中島 智章
教員名 : 大内田 史郎
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開講年度
2025年度
開講学期
前期
科目名
建築再生論
授業種別
講義
科目名(英語)
Renovation and Reuse of Architecture
授業情報(授業コード・クラス・授業形態)
A1100275 建築再生論 [DC][遠隔(同)]
担当教員
中島 智章、大内田 史郎
単位数
2.0単位
曜日時限
木曜2限
キャンパス
新宿 遠隔
教室
学位授与の方針
1 基礎知識の修得 0 %
2 専門分野の知識・専門技術の修得 100 % 3 汎用的問題解決力の修得 0 % 4 道徳的態度と社会性の修得 0 % 具体的な到達目標
1) 近世以前の建築再生の様々なあり方を理解し、その知識を適用して近世以前の建築再生事例を分析・評価できるようになる。2) 近代以降に展開されてきた建築保存・活用をめぐる思想・制度を理解し、その知識を適用して近代以降の建築再生事例を分析・評価できるようになる。3) 現在における建築の保存・再生の諸事例を理解し、その知識を適用して現代における建築再生事例を分析・評価できるようになる。
受講にあたっての前提条件
既習科目、または並行履修科目についての前提条件は特にないが、西洋建築史、近代建築史、日本建築史の単位を修得していることが望ましい。
授業の方法とねらい
近年、社会の持続性をめぐる関心から、スクラップ・アンド・ビルドではなく、既存の建築をストックとして活用する「建築再生」という建築の営みが注目されている。本科目では「建築再生」すなわち歴史的建造物の活用方法(理論)と、それを具現化する設計手法(実践)を学ぶとともに、歴史的建造物の保存・活用をめぐる歴史・思想・制度について理解を深める。
AL・ICT活用
クリッカー・タブレット等ICTを活用した双方向授業
第1回
授業形態
遠隔(同時双方向)
事前学習
西洋建築史、日本建築史の内容を復習する。
4時間
授業内容
ガイダンス(大内田)
授業全体の内容とねらい及び実施方法について理解する。 事後学習・事前学習
第2回授業レジュメを熟読する。
4時間
第2回
授業形態
遠隔(同時双方向)
授業内容
国内における建築再生の事例(大内田)
国内の文化財制度と近年の建築再生の事例について学ぶ。 ・様々な保存のあり方(場所、増築の有無、状態、全面 or 部分 or イメージ、移築 等) ・20世紀における初期の代表的事例 ・コンバージョン(用途転用) ・旧鉄道施設の活用 事後学習・事前学習
第3回授業レジュメを熟読する。
4時間
第3回
授業形態
遠隔(同時双方向)
授業内容
海外における建築再生の事例(大内田)
世界遺産の枠組みと近年の海外の建築再生の事例について学ぶ。 ・保存・再生を取り巻く状況(文化財と世界遺産、AuthenticityとIntegrity) ・コンバージョン(用途転用) ・付加・置換・外部の内部化 事後学習・事前学習
第4回授業レジュメを熟読する。
4時間
第4回
授業形態
遠隔(同時双方向)
授業内容
機能的側面からみた建築再生 〜駅を中心として〜(大内田)
建築の機能や用途等に着目して駅を対象に建築再生の方法を学ぶ。 ・ドイツの中央駅における保存・再生(頭端駅、通過駅、その他) ・近年の日本の駅におけるデザインとプログラム(駅前施設、観光および地域の拠点、既存施設の保存・活用) 事後学習・事前学習
教科書(中島)第1章と配付資料を熟読する。
4時間
第5回
授業形態
遠隔(同時双方向)
授業内容
西洋古代建築再生:都市組織の中に生き続ける古代建築(中島)
歴史的建造物の建築再生に関わる基本的概念・手法を学ぶ。 事後学習・事前学習
教科書(中島)第2章と配付資料を熟読する。
4時間
第6回
授業形態
遠隔(同時双方向)
授業内容
西洋中世建築再生:再利用による創造、改変がもたらした保全(中島)
コルドバのメスキータなどのイスラーム建築の建築再生事例を学ぶ。 事後学習・事前学習
教科書(中島)第3章と配付資料を熟読する。
4時間
第7回
授業形態
遠隔(同時双方向)
授業内容
西洋中世建築再生:古代末期から中世へ(中島)
中世教会建築にみる建築再生の諸相を学ぶ。 事後学習・事前学習
第8回授業レジュメを熟読する。
4時間
第8回
授業形態
遠隔(同時双方向)
授業内容
地域的側面からみた建築再生(大内田)
特定の地域に着目して都市と建築再生のつながりについて学ぶ。 ・東京駅周辺における建築・都市・交通の変遷 ・東京駅周辺における近代建築の保存・再生 事後学習・事前学習
第9回授業レジュメを熟読する。
4時間
第9回
授業形態
遠隔(同時双方向)
授業内容
技術的側面からみた建築再生(大内田)
構造・材料・設備など技術的な観点から建築再生の方法を学ぶ。 ・材料の取り扱い(新旧の調和と区別、煉瓦建物の事例) ・構造の対応(免震レトロフィットを中心に) ・実測調査の意義 事後学習・事前学習
第10回授業レジュメを熟読する。
4時間
第10回
授業形態
遠隔(同時双方向)
授業内容
これからの建築再生(大内田)
保存・再生デザインの今後の展望や課題について理解を深める。 ・近代建築の保存・再生デザインにおける共通の課題 ・近年の主な保存問題 ・近年の国内の主な事例 事後学習・事前学習
教科書(中島)第4章と配付資料を熟読する。
4時間
第11回
授業形態
遠隔(同時双方向)
授業内容
西洋近世建築再生:歴史的建築の再利用と建築家の創造性(中島)
イタリア・ルネサンス建築の建築再生事例を学ぶ。 事後学習・事前学習
教科書(中島)第5章と配付資料を熟読する。
4時間
第12回
授業形態
遠隔(同時双方向)
授業内容
西洋近世建築再生:近世ヨーロッパ宮殿建築の新築更新と建築再生
ルーヴル宮殿とヴェルサイユ城館の建築再生事例を学ぶ。 事後学習・事前学習
教科書(中島)第6章と配付資料を熟読する。
4時間
第13回
授業形態
遠隔(同時双方向)
授業内容
西洋近代建築再生:線的な開発と面的な継承の都市再生(中島)
19世紀パリ大改造をはじめとする近代の都市再生事例を学ぶ。 事後学習・事前学習
教科書(中島)第7章と配付資料を熟読する。
4時間
第14回
授業形態
遠隔(同時双方向)
授業内容
西洋近代建築再生:「過修復」から「保全」・「保護」へ(中島)
ジョン・ラスキンなどの近代イギリスの建築再生についての考え方・事例を学ぶ。 事後学習・事前学習
第14回授業までに取り上げた教科書、授業レジュメ等を復習する。
4時間
第15回
授業形態
遠隔(オンデマンド)
授業内容
学習内容の振り返り
事後学習
レポート課題の見直しを実施する。
4時間
成績評価の方法
2題のレポート課題により成績評価する。それぞれ100点満点で採点し、その平均点が60点以上の者に、達成目標に達したと認め単位を授ける。平均点とグレードの関係は次の通りである。
90点以上:A+、80〜89点:A、70〜79点:B、60〜69点:C、60点未満:F ただし、平均点が60点以上でも2題中1題の得点が60点未満の場合は、上記のグレードから1段階引き下げる。 受講生へのフィードバック方法
課題を返却する際、KU-LMS に全体の講評をアップロードします。
教科書
大内田担当回(第1、2、3、4、8、9、10回授業)
・なし 中島担当回(第5、6、7、11、12、13、14回授業) ・加藤耕一、中島智章他:『リノベーションからみる西洋建築史 歴史の継承と創造性』, 彰国社, 2020 参考書
大内田担当回(第1、2、3、4、8、9、10回授業)
・大内田史郎:『東京名建築さんぽ』, エクスナレッジ, 2023 ・大内田史郎:『東京の名駅舎』, 草思社, 2022 中島担当回(第5、6、7、11、12、13、14回授業) ・なし オフィスアワー
大内田
時間:前期水曜日 12:00〜13:00 場所:新宿キャンパス高層棟26階2672号室(大内田研究室) その他、簡単な質問は授業前後に教室でも受け付ける。 中島 時間:前期水曜日 13:30〜14:00 場所:新宿キャンパス高層棟26階2676号室(中島(智)研究室) その他、簡単な質問は授業前後に教室でも受け付ける。 受講生へのメッセージ
近年は様々な建築再生の試みがなされているものの、今もなお多くの歴史的建造物が次々に姿を消しており、学生諸君には見ることが出来るうちになるべく多くの歴史的建造物を見ておくことをお勧めします。また、卒業研究(制作・論文)においてリノベーションに関わるテーマが年々増加していることからも、所属学科に関わらず積極的に受講してもいらいたい。
実務家担当科目
実務家担当科目
実務経験の内容
建築の設計・監理の経験がある教員が、実務経験を活かし、建築の保存・再生について講義する。
教職課程認定該当学科
該当なし
その他の資格・認定プログラムとの関連
関連する科目である
教育課程コード
B3c
教育課程コードの見方【例】 Ⅰ2a(Ⅰ…Ⅰ群、2…2年配当、a…必修) ※ a : 必修 b : 選択必修 c : 選択 ※複数コードが表示されている場合には入学年度・所属学科の学生便覧を参照のこと
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