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教員名 : 秋山 照夫
教員名 : 冬木 千枝
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開講年度
2025年度
開講学期
前期
科目名
建築情報処理I
授業種別
演習
科目名(英語)
Information Processing for Architecture I
授業情報(授業コード・クラス・授業形態)
A1100431 建築情報処理I [建築][連続][対面]
担当教員
秋山 照夫、冬木 千枝
単位数
2.0単位
曜日時限
前期(1Q)(月曜4限、月曜5限)、前期(2Q)(月曜4限、月曜5限)
キャンパス
新宿
教室
A-1611 Izumi15、B-0230IzumiPavilion(コラボレーションスタジオ)
学位授与の方針
1 基礎知識の修得 0 %
2 専門分野の知識・専門技術の修得 100 % 3 汎用的問題解決力の修得 0 % 4 道徳的態度と社会性の修得 0 % 具体的な到達目標
この科目は、コンピュテーショナル・デザインの初心者向けにその設計手法の三つの要素(技術、理論、実践)の基本を導入することを目指し、情報処理の科目枠内でありながら、設計演習科目として実施される。
到達目標は、設計上の問題を最適に解決する手法を習得することで、アルゴリズミック(算法的)またはジェネレーティブ(生成的)な設計手法を用い、学際的な知識を基礎とする設計ロジックを建築デザインとして仕上げる過程を学ぶ。 建築情報処理Ⅰでは、アルゴリズミックモデリングの基礎をソフトウェアの学習とともに修得し、生体模倣に関する前例研究や、自然及び社会的現象を紐解くシステムの数理モデルを応用することで、最適な解決策としてのフォルム、空間構成、及び建築的性能を開発し、それらをデザインプロトタイプ(簡易設計)として仕上げることを設計演習の目標とする。 受講にあたっての前提条件
・英語でのツールの使用、読み物に抵抗がないこと
・RhinocerosとGrasshopperの習熟度に関する受講条件はない。しかし、本科目はあくまで設計演習科なので、技術演習に割ける時間は限られている。よってソフトウェアの基本使用法についてはオンデマンド中心で自主学習する(下記の※1と2が対象)。特にアルゴリズムによる設計がベースなので、今期はRhinocerosの指導を最小限にし、Grasshopperベースの実技講習を中心にした。よってRhinocerosのインターフェイスやコマンドの使い方はもちろんのこと、簡単なモデリングや自由曲面のモデリングも可能な限り自主学習で済ませておくこと。 ・自主学習を事前に済ませることのできない学生は本科目の前半の実技演習(第4回目まで)の期間を使って、積極的かつ自主的にツールの習熟度を上げるよう尽力してほしい。 ※1オンデマンド1:Rhinoceros入門 ※2オンデマンド2:Rhinoceros曲面のモデリング ※3オンデマンド3:Grasshopper入門編 授業の方法とねらい
必修科目ではなかなか実現しえない世界基準のデジタル設計教育を目指す。
用いるツールはRhinocerosとGrasshopperを使用し、構成は技術の2段階と応用を含む全3段階(フェーズ)に分かれる。フェーズ1 と2の実技演習はコンピュテーショナルデザインでよく使われる手法やデザイン言語ごとに解説する。 以下フェーズ1−3を段階的に実施する。 フェーズ1 技術│明示的モデリングin Rhinoceros (Explicit Modeling) 実技課題1−3 明示的モデリングを焦点にあて、ジオメトリを直接操作して、正確で制御されたデザインを作成していく。3次元で自由自在に概念スケッチができるようになることが目標。 フェーズ2 技術│暗黙的モデリング Grasshopper (Implicit Modeling)実技課題4−6 設計課題1 Grasshopper(ビジュアルプログラミング言語)での暗黙的モデリングに焦点をあて、モデリング過程やジオメトリ要素同士のつながりを意識し、アルゴリズムを組むことで成果を導く方法に慣れることを目指す。このプロセスを通じて、参加者はパラメトリックな関係を使って複雑な形状を生成するスキルを身につける。設計課題1の3Dプリント作成も行う。 フェーズ3 応用「システムとパターン基礎」設計課題2 Grasshopperの応用として、アルゴリズムを通して基本的な数理システムのメカニズムをデザインへ応用する過程の初歩を学ぶ。設計課題2を通して、この科目の総まとめをし、実際のデザインにおいてどのように応用できるかを確認することが目標となる。 AL・ICT活用
グループワーク/プレゼンテーション/e-ラーニング等ICTを活用した自主学習支援/その他
第1回
授業形態
ハイブリッド
事前学習
「オンデマンド1:Rhinoceros入門」を観て、ソフトウェアに慣れておく
1時間
授業内容
フェーズ1 技術│Rhinoceros
・授業の紹介(授業の進め方や全課題の紹介) ・講義「コンピュテーショナル・デザイン」 ・実技「Rhinoceros基礎総まとめ」 ・課題提出方法(Notion)の説明 事後学習・事前学習
「オンデマンド1:Rhinoceros入門」と「オンデマンド2:Rhinoceros曲面のモデリング」を完了させる。
2時間
第2回
授業形態
ハイブリッド
授業内容
フェーズ1 技術│Rhinoceros
・実技「建築言語と建築モデリング演習1」 事後学習・事前学習
実技課題1:ライノ演習
2時間
第3回
授業形態
ハイブリッド
授業内容
フェーズ1 技術│Rhinoceros
・実技「建築言語と建築モデリング演習2」 フェーズ1 技術│Grasshopper ・講義「アルゴリズミック・デザイン」 ・実技「Grasshopper基礎総まとめ〜GH Implicit 建築モデリング演習 」 事後学習・事前学習
実技課題2:ライノ演習
2時間
第4回
授業形態
ハイブリッド
授業内容
フェーズ1 技術│Rhinoceros
・実技「建築言語と建築モデリング演習3」 ・実技「簡易レンダリング・ダイアグラム作成演習」 事後学習・事前学習
実技課題3 :ライノ演習
4時間
第5回
授業形態
ハイブリッド
授業内容
課題小発表(実技課題1−3)
フェーズ2 技術│Grasshopper ・講義「アルゴリズミック・デザイン」 ・実技「GHアルゴリズミックモデリング演習 : インターフェイスとワークフロー」 事後学習・事前学習
オンデマンド「オンデマンド3:Grasshopper入門編」を完了させる。
2時間
第6回
授業形態
ハイブリッド
授業内容
フェーズ2 技術│Grasshopper
・実技「GHアルゴリズミックモデリング演習 : データ構造と基本コンポネントParam, Set 1 (List), Math」 事後学習・事前学習
実技課題4(GH演習)
2時間
第7回
授業形態
ハイブリッド
授業内容
フェーズ2 技術│Grasshopper
・実技「実技 GH アルゴリズミックモデリング演習 基本コンポネント Curve, Surface, Set 2 (Tree) 」 事後学習・事前学習
実技課題5(GH演習)
設計課題1 3時間
第8回
授業形態
ハイブリッド
授業内容
フェーズ2 技術│Grasshopper
・実技「実技 GH アルゴリズミックモデリング演習 基本コンポネント Transform 」 事後学習・事前学習
実技課題6(GH演習)
設計課題1 3時間
第9回
授業形態
ハイブリッド
授業内容
・講評会#1 課題発表 (実技課題1−6+設計課題1)
・3d Printの説明 事後学習・事前学習
Pinterestでの前例検索
2時間
第10回
授業形態
ハイブリッド
授業内容
フェーズ2 応用実技│システムとデザインパターン
・小講義と実技講習「システム( Field, Voronoi) 」 事後学習・事前学習
実技課題7, 8 (GH演習)
設計課題2 2時間
第11回
授業形態
ハイブリッド
授業内容
フェーズ2 応用実技│システムとデザインパターン
・設計課題2の個人指導 事後学習・事前学習
設計課題2
2時間
第12回
授業形態
ハイブリッド
授業内容
フェーズ2 応用実技│システムとデザインパターン
・設計課題2の個人指導 フェーズ3 表現と実践│作品集/プロトタイプ仕様書作成 ・実技講習「レンダリングによるパース作成(EnScape)、ダイアグラム、図面出力」※時間が足りない部分は映像授業 事後学習・事前学習
設計課題2
2時間
第13回
授業形態
ハイブリッド
授業内容
フェーズ2 応用実技│システムとデザインパターン
・設計課題2の個人指導 事後学習・事前学習
設計課題2
2時間
第14回
授業形態
ハイブリッド
授業内容
講評会#2 課題発表 (実技課題7,8 + 設計課題2)
事後学習・事前学習
最終成果の提出
0.5時間
第15回
授業形態
ハイブリッド
授業内容
RhinocerosとGrasshopperに関する演習をオンデマンド教材で行う。
- オンデマンド1:Rhinoceros入門 - オンデマンド2:Rhinoceros曲面のモデリング - オンデマンド3:Grasshopper入門編 事後学習
オンデマンド教材に収録のモデリング演習をできるだけ全部完了させる。
4時間
成績評価の方法
主体制、チャレンジ精神と日頃の着実な努力を重視する。
課題の評価基準は以下を参考にする。 1.技術 2.独創性と応用力(成果物のアイデアやデザインロジックとの一貫性) 3.表現力(レンダリング、3Dプリントや作品集) から総合的に評価する。2回に渡る講評会の出席と全ての課題を提出することが単位認定の必須条件であり、Grade D 以上の者を合格とする。 発表と提出物:Notion上の実技課題1−6、設計課題1と2、とそれらに関する講評会の発表 受講生へのフィードバック方法
個別指導や講評会でのプレゼンテーション時に直接評価を与える。
教科書
指定教科書なし。教科書は特に指定せず必要に応じて資料を配布する。
参考書
堀川淳一郎著 『Parametric Design with Grasshopper 増補改訂版 建築/プロダクトのための、Grasshopperクックブック』
オフィスアワー
授業終了後、メール(cfuyuki@gmail.com)での質問またはZoomでの相談をうける。
Zoomで相談したい場合は、事前にメールで連絡をとり、約束を取り付けること。 受講生へのメッセージ
藤木より:まじめな学生は良い成績を得ることがほとんど約束されているようなものなので、デザイン力の得意・不得意による評価の良し悪しはあまり心配せず、意欲的な学生は是非受講して欲しい。
授業マテリアルに関して ・本科目はWindows版のRhinoceros8.0を使用し実技講習を行う。学生は可能な限り同様の環境で受講するようにお願いする。特に、Mac版とWindows版は異なる部分もあるので、注意してほしい。ただし、Mac版でも受講可能である。 ・以下のアプリやノート・情報共有システムを積極的に使用し、作業効率を上げたり、自分の作品を世界と積極的に共有したりしていく習慣を身につけることを勧める。基本使用であれば無料で使えるものばかりで、学期が始まる前に興味のある学生はアカウントを準備しておく。 コミュニケーション(資料共有やアイデア交換など):Discord マッピングとダイアグラム作成:Miro, Obsidian ノート作成、課題オンライン発表:Notion, Obsidian ブレインストーミングと前例研究:Pinterest, 生成ビジョンAI (Dalle, SD/MidJourney) 補助教材: YouTube, 生成言語AI 実務家担当科目
実務家担当科目
実務経験の内容
建築設計および海外での勤務経験のある教員が、実務経験を活かし、コンピュテーショナル・デザイン手法について講義する。
教職課程認定該当学科
建築学科
その他の資格・認定プログラムとの関連
関連する科目である
教育課程コード
B3c
教育課程コードの見方【例】 Ⅰ2a(Ⅰ…Ⅰ群、2…2年配当、a…必修) ※ a : 必修 b : 選択必修 c : 選択 ※複数コードが表示されている場合には入学年度・所属学科の学生便覧を参照のこと
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