シラバス情報

開講年度
2025年度
開講学期
集中
科目名
博物館展示論
授業種別
講義
科目名(英語)
Display for Museum
授業情報(授業コード・クラス名・授業形態)
A0800046 博物館展示論 [学芸員][対面]
担当教員
太田 美喜子
単位数
2.0単位
曜日時限
集中講義
キャンパス
新宿
教室
A-0862教室

学位授与の方針
教職・学芸員課程 該当なし
具体的な到達目標
博物館・美術館(=ミュージアム)のはじまりや歴史をふまえ、学芸員が何を目的として展示資料を選定しいるか、またその見せ方を、資料の扱い方とともに理解します。
受講にあたっての前提条件
学芸員課程に登録していること。
授業の方法とねらい
授業の方法:パワーポイントを用いた講義形式で行い、授業の最後にリアクションペーパーの提出を求めます。期間中、美術館見学を実施します。
授業のねらい:展示資料は、その所有者が公的機関であっても個人であっても人類の貴重な財産です。それら資料の種類や特性によって展示の仕方は異なり、学芸員たちはより良い展示のために日々試行錯誤をしています。本講義では、展示の歴史から現在の学芸員による展示活動の実際を知り、展示の種類や資料の扱い方を学ぶことによって、ミュージアムへの理解を深め、さらにその社会的役割を考察します。
AL・ICT活用
実習・フィールドワーク

授業内容 事前学習 事後学習 必要時間
【授業計画】
第1回
①イントロダクション ガイダンス
②個人で見学したミュージアムの発表
③ミュージアム前史と展示の概念
④ミュージアムの発祥:ヨーロッパの美術館・博物館の展示の歴史
第2回
⑤日本の美術館・博物館の展示の歴史
⑥展示の役割
⑦所蔵作品と企画展示
第3回
⑧展示の種類
⑨展示計画とその作り方
⑩展覧会の準備について
第4回
⑪展示方法と実際
⑫展示空間の形成について
⑬展示会場の照明、展示備品、材料について
第5回
⑭ミュージアム見学:展示物及び展示室の実際、展示資料の扱い方
⑮ミュージアム見学後の意見発表
⑯課題「作品展示を考えてみよう」(展示作品を選択し、その展示方法をポイントを踏まえて考える)
第6回 
⑰作品輸送や展示作業で起こる出来事や問題
⑲展示の今後の課題
⑱日本のミュージアムの現状
⑳授業のまとめと授業を通して出た疑問・質問への回答

【事前学習として】
・準備学習として、ジャンルを問わずミュージアム(博物館、美術館、文学館、科学館、動物園、水族館など)を見学しておくこと。
・見学の際は、展示資料自体を楽しんで観覧することはもちろんのこと、それらがどのように展示されているかをよく観察し、その意図や気づいた点、気になった点をまとめておくこと。
・展示会場のキャプションや解説パネルについても、言葉の使い方、文字の大きさや余白を含め、その作り方を観察すること。

成績評価の方法
講義への出席が成績評価の前提になります。
講義後のリアクションペーパー、美術館見学での課題と期間中2回の発言機会があり、それらが評価の対象となります。リアクションペーパーの記述内容は、意図を理解していない場合は評価できませんので注意してください。評価の割合は、リアクションペーパー・美術館見学での課題8:発言2。A+〜Fの6段階評価でD以上を合格とします。
受講生へのフィードバック方法
美術館見学での課題の回答がどのようなものであったのか皆で共有し、講評します。
提出されたリアクションペーパーの内容をまとめて、授業の最終日に配布し、講評を述べます。

教科書
指定教科書はなし。講義ごとにプリントを配布します。
参考書
藤原工『学芸員のための展示照明ハンドブック』講談社 2014年
君塚仁彦、名児耶明編『現代に生きる博物館』有斐閣ブックス 2012年
大堀哲、水嶋英治編著『博物館学2 博物館展示論 博物館教育論』学文社 2012年
日本展示学会出版事業委員会編『展示論-博物館の展示をつくる』雄山閣 2010年 など

オフィスアワー
授業の前後及び休み時間(非常勤講師控え室、または教室)
受講生へのメッセージ
日頃、博物館や美術館を訪れていますか。ミュージアムにおける展示構成や作品の展示方法には、来館者に伝えるための学芸員のアイデアや苦労がつまっています。展示物そのものを楽しむと同時に、どうしてこのような展示になっているか、気にしながら観覧してみてください。
また、一般的に学芸員の仕事については、誤解されている、また知られていない部分が多くありますが、作品展示を知ることでミュージアムが観覧者と学芸員がつながる場だと理解できるでしょう。展示論を通じて、その実際を知っていただきたいと思います。

実務家担当科目
実務家担当科目
実務経験の内容
現役の学芸員である教員が、現場での作品展示経験を活かし、ミュージアム展示の歴史からその実際を、現在の問題点を含めて講義する。

教職課程認定該当学科
該当なし
その他の資格・認定プログラムとの関連
関連する科目でない
教育課程コード
教育課程コードの見方【例】 Ⅰ2a(Ⅰ…Ⅰ群、2…2年配当、a…必修) ※ a : 必修 b : 選択必修 c : 選択 ※複数コードが表示されている場合には入学年度・所属学科の学生便覧を参照のこと