シラバス情報

開講年度
2025年度
開講学期
後期
科目名
教育心理学
授業種別
講義
科目名(英語)
Educational Psychology
授業情報(授業コード・クラス・授業形態)
A1100788 教育心理学 [教職][対面]
担当教員
安部 芳絵
単位数
2.0単位
曜日時限
月曜3限
キャンパス
八王子
教室
1E-202講義室

学位授与の方針
教職・学芸員課程 該当なし
具体的な到達目標
具体的到達目標は、①幼児、児童及び生徒の心身の発達及び学習の過程を知ること、②障害のある幼児、児童及び生徒の心身の発達及び学習の過程を知ること、③①と②を踏まえ、教師の指導・支援にどのように活かせるか、考えることができるようになることである。
受講にあたっての前提条件
教職課程に登録していること。
授業の方法とねらい
<授業のねらい>
本授業のねらいは、履修学生が教育心理学における中心的概念である心身の発達及び学習の過程を理解し、それらを教師の指導・支援にどう活かしていけるかについて、理解を深めることである。

<具体的な到達目標>
具体的到達目標は、①幼児、児童及び生徒の心身の発達及び学習の過程を知ること、②障害のある幼児、児童及び生徒の心身の発達及び学習の過程を知ること、③①と②を踏まえ、教師の指導・支援にどのように活かせるか、考えることができるようになることである。
 心理学における発達は、受精から死までの時間的推移の中で生じる心理的・行動的変化や持続性を意味する。これに対し、特定の経験によって知識や技能を獲得することによって生じる心理的・行動的変化が学習である。より効果的な学習には発達を理解することが不可欠であるように、発達と学習は無関係ではない。本授業では、生涯発達という概念を踏まえ、行動主義から状況論的アプローチに至る学習論をもとに、赤ちゃんからおとなまでの発達と学習をトータルに見ていく。なかでも、中学・高校の教師が対象とする青年期については、具体的な課題を提示しながら、教師の指導・支援のあり方やその役割について、学習論における動機づけや教育環境、学習方法と合わせて検討したい。
<授業の方法>
 授業は理解度と意欲を高めるために、一方通行の講義ではなく、ペアワーク、ディスカッションをまじえたアクティブラーニングで行う。毎回の授業終了時には、自己の省察を深めるためにKU-LMSより小レポートに記入する。小レポートのうち、興味深いものをいくつか翌週の授業時にレビューとして全体で共有する。主体的な参加を期待する。また、レジュメは前日22時までにKU-LMS上に提示するので、あらかじめ目を通し、ディスカッションに備えておくこと。
AL・ICT活用
PBL(課題解決型学習)/反転授業/ディスカッション・ディベート/グループワーク/プレゼンテーション/クリッカー・タブレット等ICTを活用した双方向授業/その他

第1回
授業形態
対面
事前学習
<事前学習>
(1)新聞やニュースで子どもに関連する記事を読むこと、とくに気になった記事はクリッピングすること
(2)子どもに関する記事やニュースを題材に、家族や友人と話をすること。各回に対応した内容で意見を言葉にしてみること。
0.5時間
授業内容
1. ガイダンス【対面、教室にお集まりください】
教育心理学で扱う発達と学習のちがいについて理解する。
事後学習・事前学習
<事後・事前学習>
名づけの由来、乳幼児期のエピソードを保護者にインタビューしてくる。インタビューができない場合は、「自分が覚えている一番最初の記憶」を思い出しておくこと。

0.5時間
第2回
授業形態
対面
授業内容
2.発達1:乳幼児期から児童期
乳幼児期から児童期の心身の発達に対する外的及び内的要因の相互作用、発達に関する代表的理路論を踏まえ、発達の概念及び教育における発達理解の意義を検討する。また、運動発達・言語発達・認知発達についても理解する。
事後学習・事前学習
<事後学習>
(1)KU-LMSの小レポートに自分なりの考えを記入すること
(2)講義で学んだことを子どもと向き合う実践に活かすこと。塾講師や部活動の指導員などを子どもと向き合う場面で、各回で学んだことを活用してみること。
(3)活かしてみた結果を次回の講義に反映すること。
<事前学習>
(1)新聞やニュースで子どもに関連する記事を読むこと、とくに気になった記事はクリッピングすること
 とくに、乳幼児の発達に関する記事。
(2)子どもに関する記事やニュースを題材に、家族や友人と話をすること。各回に対応した内容で意見を言葉にしてみること。
(3)前回のレビューに目を通しておくこと
1時間
第3回
授業形態
対面
授業内容
3.発達2:青年期1−アイデンティティ−
青年期における生徒の心身の発達にする外的及び内的要因の相互作用、発達に関する代表的理路論を踏まえ、発達の概念及び教育における発達理解の意義を検討する。とくに、アイデンティティ形成について検討する。
事後学習・事前学習
<事後学習>
(1)KU-LMSの小レポートに自分なりの考えを記入すること
(2)講義で学んだことを子どもと向き合う実践に活かすこと。塾講師や部活動の指導員などを子どもと向き合う場面で、各回で学んだことを活用してみること。
(3)活かしてみた結果を次回の講義に反映すること。
<事前学習>
(1)新聞やニュースで子どもに関連する記事を読むこと、とくに気になった記事はクリッピングすること
 とくに、中高生に関する記事を読むこと。
(2)子どもに関する記事やニュースを題材に、家族や友人と話をすること。各回に対応した内容で意見を言葉にしてみること。
(3)前回のレビューに目を通しておくこと
1時間
第4回
授業形態
対面
授業内容
4.発達3:青年期2−ジェンダー
青年期の各時期における運動発達・言語発達・認知発達・社会性の発達を理解する。文理選択を例に、ジェンダーにとらわれない進路支援を考える。
事後学習・事前学習
<事後学習>
(1)KU-LMSの小レポートに自分なりの考えを記入すること
(2)講義で学んだことを子どもと向き合う実践に活かすこと。塾講師や部活動の指導員などを子どもと向き合う場面で、各回で学んだことを活用してみること。
(3)活かしてみた結果を次回の講義に反映すること。
<事前学習>
(1)新聞やニュースで子どもに関連する記事を読むこと、とくに気になった記事はクリッピングすること
 とくに、ジェンダーやセクシュアリティに関することに目を向けること。
(2)子どもに関する記事やニュースを題材に、家族や友人と話をすること。各回に対応した内容で意見を言葉にしてみること。
(3)前回のレビューに目を通しておくこと
1時間
第5回
授業形態
対面
授業内容
5.発達4:青年期3−社会性をどう獲得するのか
1乳幼児期から青年期にかけての社会性の発達について検討する。とくに向社会行動を促す教員のかかわりについて考える。
事後学習・事前学習
<事後学習>
(1)KU-LMSの小レポートに自分なりの考えを記入すること
(2)講義で学んだことを子どもと向き合う実践に活かすこと。塾講師や部活動の指導員などを子どもと向き合う場面で、各回で学んだことを活用してみること。
(3)活かしてみた結果を次回の講義に反映すること。
<事前学習>
(1)新聞やニュースで子どもに関連する記事を読むこと、とくに気になった記事はクリッピングすること
 とくに、ひきこもりや遊びに関する記事をみつけること。
(2)子どもに関する記事やニュースを題材に、家族や友人と話をすること。各回に対応した内容で意見を言葉にしてみること。
(3)前回のレビューに目を通しておくこと
1時間
第6回
授業形態
対面
授業内容
6.学習1:行動主義/構成主義/認知心理学的アプローチ
さまざまな学習の過程や概念及びその過程を説明する代表的理論の基礎を理解するため、行動主義/構成主義/認知心理学的アプローチを取り上げる。
事後学習・事前学習
<事後学習>
(1)KU-LMSの小レポートに自分なりの考えを記入すること
(2)講義で学んだことを子どもと向き合う実践に活かすこと。塾講師や部活動の指導員などを子どもと向き合う場面で、各回で学んだことを活用してみること。
(3)活かしてみた結果を次回の講義に反映すること。
<事前学習>
(1)新聞やニュースで子どもに関連する記事を読むこと、とくに気になった記事はクリッピングすること
 とくに、学習に関する記事をみつける。
(2)子どもに関する記事やニュースを題材に、家族や友人と話をすること。各回に対応した内容で意見を言葉にしてみること。
(3)前回のレビューに目を通しておくこと
1時間
第7回
授業形態
対面
授業内容
7.学習2:社会文化的アプローチ/状況論的アプローチ
さまざまな学習の過程や概念及びその過程を説明する代表的理論の基礎を理解するため、社会文化的アプローチ/状況論的アプローチを取り上げる。
事後学習・事前学習
<事後学習>
(1)KU-LMSの小レポートに自分なりの考えを記入すること
(2)講義で学んだことを子どもと向き合う実践に活かすこと。塾講師や部活動の指導員などを子どもと向き合う場面で、各回で学んだことを活用してみること。
(3)活かしてみた結果を次回の講義に反映すること。
<事前学習>
(1)新聞やニュースで子どもに関連する記事を読むこと、とくに気になった記事はクリッピングすること
 とくに、学習に関する記事を見つける。
(2)子どもに関する記事やニュースを題材に、家族や友人と話をすること。各回に対応した内容で意見を言葉にしてみること。
(3)前回のレビューに目を通しておくこと
1時間
第8回
授業形態
対面
授業内容
8.学習3:動機づけ、学ぶ意欲と教育環境、評価
主体的学習を支える動機づけ、集団づくり・学習評価の在り方について、発達の特徴と関連づけて検討する。
事後学習・事前学習
<事後学習>
(1)KU-LMSの小レポートに自分なりの考えを記入すること
(2)講義で学んだことを子どもと向き合う実践に活かすこと。塾講師や部活動の指導員などを子どもと向き合う場面で、各回で学んだことを活用してみること。
(3)活かしてみた結果を次回の講義に反映すること。
<事前学習>
(1)新聞やニュースで子どもに関連する記事を読むこと、とくに気になった記事はクリッピングすること
 とくに、動機づけについての記事をさがしてみる。
(2)子どもに関する記事やニュースを題材に、家族や友人と話をすること。各回に対応した内容で意見を言葉にしてみること。
(3)前回のレビューに目を通しておくこと
1時間
第9回
授業形態
対面
授業内容
9.学習4:参加型学習・協同学習の実践
幼児、児童及び生徒の心身の発達を踏まえ、主体的な学習活動を支える指導の基礎となる考え方を理解し、実際に参加型学習に挑戦する。
事後学習・事前学習
<事後学習>
(1)KU-LMSの小レポートに自分なりの考えを記入すること
(2)講義で学んだことを子どもと向き合う実践に活かすこと。塾講師や部活動の指導員などを子どもと向き合う場面で、各回で学んだことを活用してみること。
(3)活かしてみた結果を次回の講義に反映すること。
<事前学習>
興味のあることを調べておく。
例:共感覚、絶対音感、発達障害etc.
1時間
第10回
授業形態
対面
授業内容
10.発達と学習の中間まとめ【学生からの発表】
幼児、児童及び生徒の心身の発達及び学習に関する中間まとめとして学生からの発表を行う。
事後学習・事前学習
<事後学習>
発表者へのコメント記入。
<事前学習>
これまでの学習のふりかえりを行う。
0.5時間
第11回
授業形態
対面
授業内容
11.応用1:不適応の理解と対応(不登校・摂食障害・非行・精神疾患など)
中高生の学校における不適応行動について、幼児、児童及び生徒の心身の発達及び学習の視点から検討する。
事後学習・事前学習
<事後学習>
(1)KU-LMSの小レポートに自分なりの考えを記入すること
(2)講義で学んだことを子どもと向き合う実践に活かすこと。塾講師や部活動の指導員などを子どもと向き合う場面で、各回で学んだことを活用してみること。
(3)活かしてみた結果を次回の講義に反映すること。
<事前学習>
(1)新聞やニュースで子どもに関連する記事を読むこと、とくに気になった記事はクリッピングすること
 とくに、摂食障害や発達障害等に関する記事を意識的に探すとよい。
(2)子どもに関する記事やニュースを題材に、家族や友人と話をすること。各回に対応した内容で意見を言葉にしてみること。
(3)前回のレビューに目を通しておくこと
1時間
第12回
授業形態
対面
授業内容
12.応用2:障害の理解(身体障害、発達障害など)とその支援発達
障害とその二次被害を例に、幼児、児童及び生徒の心身の発達及び学習の視点からその支援について検討する。
事後学習・事前学習
<事後学習>
(1)KU-LMSの小レポートに自分なりの考えを記入すること
(2)講義で学んだことを子どもと向き合う実践に活かすこと。塾講師や部活動の指導員などを子どもと向き合う場面で、各回で学んだことを活用してみること。
(3)活かしてみた結果を次回の講義に反映すること。
<事前学習>
学習成果の確認について言語化してみる。
1時間
第13回
授業形態
遠隔(オンデマンド)
授業内容
13.全体のまとめ(KU-LMSからのレポート提出)
幼児、児童及び生徒の心身の発達及び学習について、全体のまとめを行う。
事後学習・事前学習
<事後学習>
全体のふりかえりに向けた自己変容の言語化。
0.5時間
第14回
授業形態
別欄もしくは授業内で通知
授業内容
14.学修全体のふりかえり
幼児、児童及び生徒の心身の発達及び学習の過程について基礎的な知識を身につけ、各発達段階における心理的特性をふまえた学習活動を支える指導の基礎となる考え方を理解できたかどうかふりかえる。
事後学習・事前学習
<事後学習>
授業全体を通して学んだ内容を、日常生活で活かすこと。子ども支援や教育現場で活かすことが望ましいが、ボランティアなどの相談は別途応じる。また教員採用試験を受験する場合の相談も同様。
0.5時間
第15回
授業形態
遠隔(オンデマンド)
授業内容
15.オンデマンドEX
教育心理学の学修の応用として、能登半島地震後の子どもの声から、災害時の子どもの心理状態について知り、どのような支援ができるかを検討する。
事後学習
授業で十分扱えなかったことについて理解を深める。
0.5時間

成績評価の方法
講義への出席とディスカッションへの参加を前提とし、授業終了時には、KU-LMSから小レポートに記入することで毎回の学習の理解度をみる。遠隔実施の回は、KU-LMSの掲示板等でのディスカッションを行い、小レポートを提出する。期末には、KU-LMSから期末レポートを提出する。小レポート等の平常点と授業内試験の割合は4:6であり、A+〜Fの6段階評価でD以上の者を合格とする。
受講生へのフィードバック方法
下記の方法でフィードバックを行う。
・毎回の小レポートへのコメント返却
・期末レポートの添削(希望者)
・面談(希望者)

教科書
特に指定しない。毎回の授業に際しては、KU-LMSにて、作成したレジュメおよびコメントシートのレビューを配布することで、授業の理解度を深める。
参考書
藤村宣之2012『数学的・科学的リテラシーの心理学 子どもの学力はどう高まるか』有斐閣
安藤寿康・鹿毛雅治2013『教育心理学 教育の科学的解明をめざして』慶応義塾大学出版会
心理科学研究会2012『中学・高校教師になるための教育心理学 第3版』有斐閣
中澤潤2022『よくわかる教育心理学第2版』ミネルヴァ書房
学習指導要領
※このほかは適宜授業時間内に紹介する。なお、参考書は購入の必要はない。

オフィスアワー
【八王子】水曜日 11:40-12:00 1号館1S-326(安部研究室)
【新宿】土曜日 11:40−12:00 11階講師室
※面談を希望する場合は、abeyoshie@cc.kogakuin.ac.jpまで個別に連絡してください。このほかの時間帯でも対応可能です。オンライン・対面両方可。
受講生へのメッセージ
学校現場や塾講師、ボランティア、子育てなど、子どもと接する場面で「どうしてうまくいかないんだろう」「どうすればいいのかな」「何かできることはないのかな」と感じることはありませんか。教育心理学を通し発達と学習のメカニズムを学ぶことで、子どもをみる、新しい視点を獲得しましょう。

実務家担当科目
実務家担当科目ではない
実務経験の内容

教職課程認定該当学科
全学科
その他の資格・認定プログラムとの関連
関連する科目でない
教育課程コード
教育課程コードの見方【例】 Ⅰ2a(Ⅰ…Ⅰ群、2…2年配当、a…必修) ※ a : 必修 b : 選択必修 c : 選択 ※複数コードが表示されている場合には入学年度・所属学科の学生便覧を参照のこと