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教員名 : 久田 嘉章
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開講年度
2025年度
開講学期
前期
科目名
地震・複合災害工学
授業種別
講義
科目名(英語)
Earthquake and Multi-Hazard Engineering
授業情報(授業コード・クラス・授業形態)
A1000297 地震・複合災害工学 [DA][対面]
担当教員
久田 嘉章
単位数
2.0単位
曜日時限
水曜2限
キャンパス
新宿
教室
A-0611教室
学位授与の方針
1 基礎知識の修得 0 %
2 専門分野の知識・専門技術の修得 80% 3 汎用的問題解決力の修得 20% 4 道徳的態度と社会性の修得 0 % 具体的な到達目標
・建物・まちの地震・水害・土砂災害など複合災害の現状を理解し、建築・まちづくりによる対策を考える能力を身につける。特に耐震・地震工学など建物の躯体・室内対策などハード対策に加え、日頃からの知識・訓練・災害後の適切な対応、地域の連携など、ソフト対策の重要性を理解する。
受講にあたっての前提条件
講義の後半では振動論や耐震工学の理論的な説明があります。必須ではないが、最低限の数学的知識(微積分や線形代数など)をがあると、より理解しやすい。特に安全安心分野の技術系、建築学の構造分野など技術系志望の学生は履修しておくことが望ましい。
授業の方法とねらい
現在の日本は、首都直下地震、南海トラフの巨大地震、活断層帯の地震など様々な地震の切迫性が指摘されており、強震動地震学や耐震工学など地震工学の果たす建築・まちづくりの役割は非常に大きい。さらに、近年特に大きな問題となってきている津波・洪水・高潮・内水氾濫、さらに土石流・地すべり・崖崩れなど土砂災害などの風水害も併せて理解し、複合化する激甚災害を学び、安全で安心な建築やまちづくりを実現する必要がある。本講義では建築とまちにおける強震動地震学、耐震・地震工学、および、複合災害に関する防災・減災の基礎を理解し、災害を減らすための建築・まちづくりのノウハウを学ぶ。具体的には、まず地震工学では、歴史地震から1923年関東大震災、1995年阪神・淡路大震災、2011年東日本大震災までの過去の地震被害から得られた教訓を学び、振動論や耐震設計法の基礎から耐震・免震・制震や超高層建築、さらには国・地方自治体・企業の地震被害想定や防災計画やBCP(業務継続計画)やLCP(生活継続計画)等の基礎を理解する。さらに水害・土砂災害など複合災害の現状や土木・建築・まちづくりなど分野を横断する対策、および、オールハザードに対するハード・ソフト対策を融合したレジリエントな災害対策を理解する。授業は「対面」方式を予定していますが、状況に応じて変わる可能性があります。
AL・ICT活用
特に活用しない
第1回
授業形態
対面
事前学習
自分の住む自治体の地震被害想定や各種ハザードマップ、防災マップを調べ、起こりうる地震災害と対策を理解しておく
1.5時間
授業内容
ガイダンス 建築・まちと地震・複合災害工学の概要を理解する
事後学習・事前学習
ガイダンス 建築・まちと地震工学の概要のノートを整理し、復習する。
教科書1〜22ページを予習し、内容を把握する。 1.5時間
第2回
授業形態
対面
授業内容
日本の地震環境、地盤と地震動・被害など、地震学・強震動地震学の基礎を学ぶ。
各種ハザードマップの基礎を理解する。第1回のレポート課題:内容は講義中に発表する。 事後学習・事前学習
日本の地震環境、地盤と地震動・被害など、地震学・強震動地震学の基礎に関するノート・教科書を整理する。
各種ハザードマップの基礎を理解し、第1回のレポート課題をまとめる。 教科書23〜30ページを熟読するとともに、1923年関東大震災を事前に調査しておく 1.5時間
第3回
授業形態
対面
授業内容
過去の震災から学ぶ1 歴史地震から1923年関東大震災まで:耐震・防災の基礎を理解する
事後学習・事前学習
歴史地震から1923年関東大震災まで:耐震・防災の基礎に関するノート・教科書を整理する。
教科書31〜33ページを熟読するとともに、1995年阪神淡路大震災を事前に調査しておく 1.5時間
第4回
授業形態
対面
授業内容
過去の震災から学ぶ2 関東大震災以降:耐震設計・都市災害の基礎を理解する
事後学習・事前学習
関東大震災以降:耐震設計・都市災害の基礎に関するノート・教科書を整理する。
教科書34〜37ページを熟読するとともに、2011年東日本大震災を事前に調査しておく。 1.5時間
第5回
授業形態
対面
授業内容
過去の震災から学ぶ3 2011年東日本大震災:津波・地盤災害、首都の複合災害と減災対策の基礎を学ぶ
建物の耐震対策の基礎を理解する。 第2回のレポート課題:内容は講義中に発表する。 事後学習・事前学習
2011年東日本大震災:津波・地盤災害、首都の複合災害と減災対策の基礎に関するノート・教科書を整理する。
建物の耐震対策の基礎を理解し、第2回のレポート課題をまとめる。 教科書38〜41、109−111ページを熟読するとともに、過去の津波災害や対策を事前に調査しておく。 1.5時間
第6回
授業形態
対面
授業内容
津波・水害(高潮・洪水・内水氾濫)の成因や特性、対策の基礎を学ぶ。
事後学習・事前学習
津波・水害(高潮・洪水・内水氾濫)の基礎に関するノート・教科書を整理する。
教科書50〜58、100〜108ページを熟読するとともに、過去の火災や複合災害や対策を事前に調査しておく。 1.5時間
第7回
授業形態
対面
授業内容
複合災害 地震や火災・水害、大都市の群集行動など複合化する近年の災害を理解する。
事後学習・事前学習
複合災害 地震や火災・水害、大都市の群集行動など複合化する近年の災害に関するノート・教科書を整理する。
教科書63〜79ページを熟読するとともに、現在の耐震設計法の基礎を事前に調査しておく。 1.5時間
第8回
授業形態
対面
授業内容
耐震設計と振動論の基礎 剛構造・柔構造、地震応答スペクトルなど現在の耐震設計法の基礎を理解する。
事後学習・事前学習
耐震設計と振動論の基礎 剛構造・柔構造、地震応答スペクトルなど現在の耐震設計法の基礎に関するノート・教科書を整理する。
教科書80〜99ページを熟読するとともに、耐震・免震・制振などの基礎を事前に調査しておく。 1.5時間
第9回
授業形態
対面
授業内容
耐震対策の基礎 地盤・基礎、構造・非構造部材、耐震・免震・制振などの耐震対策の基礎を理解する。
第3回のレポート課題:内容は講義中に発表する。 事後学習・事前学習
耐震対策の基礎 地盤・基礎、構造・非構造部材、耐震・免震・制振などの耐震対策の基礎に関するノート・教科書を整理する。
第3回のレポート課題をまとめる。 教科書113〜132ページを熟読するとともに、建物の防災・減災力を高めるための方策の基礎を事前に調査しておく。 1.5時間
第10回
授業形態
対面
授業内容
耐震・耐水対策の基礎、および、建物の防災・減災力を高めるための方策(災害が起きた場合の対応力向上のための対策)の基礎を理解する。
事後学習・事前学習
耐震・耐水対策の基礎、および、建物の防災・減災力を高めるための方策(災害が起きた場合の対応力向上のための対策)の基礎に関するノート・教科書を整理する。
教科書133〜157ページを熟読するとともに、災害からの回復力・強靭力を向上するための対策であるレジリエントな対策の基礎を事前に調査しておく。 1.5時間
第11回
授業形態
対面
授業内容
事業や生活を継続するためのマネジメント 事業継続計画(BCP)や生活継続計画(LCP)の基礎を理解する。
事後学習・事前学習
事業や生活を継続するためのマネジメント 事業継続計画(BCP)や生活継続計画(LCP)の基礎に関するノート・教科書を整理する。
教科書159〜201ページを熟読するとともに、災害に強いまちをつくる方法の基礎を事前に調査しておく。 1.5時間
第12回
授業形態
対面
授業内容
複合災害に強いまちをつくる方法の基礎を学ぶ。
事後学習・事前学習
災害に強いまちをつくる方法の基礎に関するノート・教科書を整理する。
教科書202〜236ページを熟読するとともに、自助・共助・公助による災害対策の基礎を事前に調査しておく。 1.5時間
第13回
授業形態
対面
授業内容
地域連携による災害対応力の向上 共助による災害対策の基礎を理解する。
事後学習・事前学習
地域連携による災害対応力の向上 共助による災害対策の基礎に関するノート・教科書を整理する。
1.5時間
第14回
授業形態
対面
授業内容
第13回までの総復習を行う。
事後学習・事前学習
第13回までの総復習を行い、第4回のレポート課題を説明する(内容は講義中に発表する)。
1.5時間
第15回
授業形態
対面
授業内容
本授業の総復習と最新かつ話題性のある内容をオンデマンドで受講する(内容は第14回の授業で説明する)。また最終課題の説明がある。
事後学習
オンデマンドの内容を確認し、最終課題を提出する。
1.5時間
成績評価の方法
出題する課題(25%)と期末試験(75%)により成績を評価し、90 点以上:A+、80 点台:A、70 点台:B、60 点台:C、50 点台:D、50 点未満:F とする。
受講生へのフィードバック方法
授業中あるいは授業後に質問に対応する。またオフィスアワー、あるいは、メールにて随時対応する。
教科書
日本建築学会 逃げないですむ建物とまちをつくる—大都市を襲う地震等の自然災害とその対策—(技報堂出版)
参考書
西川孝夫・久田嘉章ほか、建築の振動 初歩から学ぶ建物の揺れ(朝倉書店)
柴田明徳、最新耐震構造解析(森北出版) オフィスアワー
金曜日 15:50〜16:30(新宿校舎25階久田研究室)
受講生へのメッセージ
地震工学の基礎となる振動論は建築の安全性や快適性を計測する上で最も重要な分野であり、振動学は高校の数学・物理の基礎知識程度でも理解できる内容である。休まず着実に理解と演習を繰り返し、諦めずに学習して欲しい。 また従来は土木分野であった水害・土砂災害は最近では建築・まちづくりによる対策が必須になりつつある。細分化されている専門分野に加えて、俯瞰的に建築・まちづくりの安全・安心対策を考える機会に活用してもらいたい。
実務家担当科目
実務家担当科目ではない
実務経験の内容
教職課程認定該当学科
まちづくり学科
その他の資格・認定プログラムとの関連
関連する科目である
教育課程コード
B3c
教育課程コードの見方【例】 Ⅰ2a(Ⅰ…Ⅰ群、2…2年配当、a…必修) ※ a : 必修 b : 選択必修 c : 選択 ※複数コードが表示されている場合には入学年度・所属学科の学生便覧を参照のこと
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