シラバス情報

開講年度
2025年度
開講学期
前期
科目名
酵素化学
授業種別
講義
科目名(英語)
Enzyme Chemistry
授業情報(授業コード・クラス・授業形態)
A1100328 酵素化学 [S1/S2][対面]
担当教員
坂口 政吉
単位数
2.0単位
曜日時限
木曜2限
キャンパス
新宿
教室
A-0542教室

学位授与の方針
1 基礎知識の修得  0 %
2 専門分野の知識・専門技術の修得  100 %
3 汎用的問題解決力の修得  0 %
4 道徳的態度と社会性の修得  0 %
具体的な到達目標
1) 酵素の特徴を理解する
2) 酵素の反応特異性について理解する
3) 酵素の調節機構について理解を深める
4) 酵素および酵素反応の解析法について理解する
受講にあたっての前提条件
酵素の成分は,主にタンパク質である。
アミノ酸,ペプチド、タンパク質への理解が必要となる。
そのため,生物化学に関する科目,実験を受講していることが望ましい。
授業の方法とねらい
酵素は生体内の複雑な化学反応を円滑に行う生体触媒である。
タンパク質としての酵素,そして触媒としての酵素の特性に注目し,特定の化学反応を効率よく進行させる仕組み,反応を調節する仕組みを理解する。また,酵素および酵素反応の評価法を理解する。授業内で復習を兼ねた小テストを実施することがある。
授業の進度によって,内容を追加・変更する場合がある。
また,対面授業を主とした講義であるが,個人のPCを使用した遠隔授業を実施することもある。その際は、事前にKU-LMSの「お知らせ発信」などで連絡する。
AL・ICT活用
実習・フィールドワーク/その他

第1回
授業形態
対面
事前学習
タンパク質の特徴,セントラルドグマについて再認識する
2時間
授業内容
タンパク質、セントラルドグマに関する知識の振り返り
事後学習・事前学習
タンパク質の特徴,セントラルドグマについて復習し,酵素の特性について予習する。
2時間
第2回
授業形態
対面
授業内容
タンパク質に関する知識の復習
酵素研究の歴史と特性(分類と特異性)
酵素研究の歴史を振り返り、分類と特異性があることを理解する

事後学習・事前学習
セントラルドグマについて復習し,酵素分類と酵素が関連する化学反応の進み方について予習する。
2時間
第3回
授業形態
対面
授業内容
酵素反応と反応制御
酵素反応(化学反応)の全体理解と反応を制御するしくみについて理解する
事後学習・事前学習
酵素反応のしくみについて復習し,酵素反応の触媒機構について予習する。
2時間
第4回
授業形態
対面
授業内容
酵素の性質-触媒機構
酵素反応を司る触媒機構について理解する
事後学習・事前学習
酵素反応の触媒機構について復習し,酵素の触媒機構例を予習する。
2時間
第5回
授業形態
対面
授業内容
酵素反応機構-糖質加水分解酵素-
糖質加水分解酵素を例として,その反応機構を理解する
事後学習・事前学習
糖質加水分解酵素の反応機構を復習し,タンパク質分解酵素の反応機構を予習する。
2時間
第6回
授業形態
対面
授業内容
酵素反応機構-タンパク質分解酵素-
タンパク質分解酵素を例として,その反応機構を理解する
事後学習・事前学習
タンパク質分解酵素の反応機構を復習し,酵素反応速度論について予習する。
タンパク質や論文データベースについて予習する
2時間
第7回
授業形態
遠隔(オンデマンド)
授業内容
酵素の機能と構造-データベース活用-
データベース活用例を理解、実践する
事後学習・事前学習
タンパク質や論文データベースについて復習し、酵素反応速度論について予習する。
2時間
第8回
授業形態
対面
授業内容
化学反応速度論と酵素反応速度論-定常状態-
酵素反応速度論研究の歴史とその評価法について理解する
事後学習・事前学習
反応速度論と定常状態の解釈を復習し,ミカエリス・メンテン式について予習する。
2時間
第9回
授業形態
対面
授業内容
酵素反応速度論-ミカエリス・メンテン式
化学反応の速度式を立てられるよう理解し,ミカエリスメンテン式の導き方を理解する
酵素活性測定の方法を理解する
事後学習・事前学習
素反応からミカエリス・メンテン式が導けるよう復習し、速度論パラメータについて予習する。
2時間
第10回
授業形態
対面
授業内容
酵素反応速度論-ミカエリス定数と最大速度-
酵素反応速度論の評価法と算出された値の意味を理解する
事後学習・事前学習
速度論パラメータに対して復習し,阻害に関して予習する。
2時間
第11回
授業形態
対面
授業内容
酵素反応制御-阻害-
酵素反応制御の例として,阻害作用を理解する
事後学習・事前学習
阻害機構を復習し,アロステリック制御に関して予習する。
2時間
第12回
授業形態
対面
授業内容
酵素活性制御-アロステリック制御
補因子結合などによる構造変化制御を理解する
事後学習・事前学習
四次構造変化による酵素反応制御を復習し,翻訳後修飾について予習する
2時間
第13回
授業形態
対面
授業内容
酵素活性制御-翻訳後修飾・プロセシング
翻訳後修飾・加工による構造変化制御を理解する
事後学習・事前学習
翻訳後修飾や加工による活性変化について復習し、人工的なタンパク質生産について予習する
2時間
第14回
授業形態
対面
授業内容
組換え酵素の取得と酵素機能の改善とその利用
組換え酵素の発現,取得,精製の方法や,酵素の分子工学に関する例を把握する
事後学習・事前学習
組換え酵素に関して復習し,酵素化学全体で学んだことの復習をする。
2時間
第15回
授業形態
対面
授業内容
学習到達度の確認
事後学習
学習到達度の確認でわからなかった部分,または理解不足部分を復習する。
2時間

成績評価の方法
期末試験を実施する。
授業にきちんと出席することを成績評価の前提とし,期末試験(95%),授業中で時々実施する演習問題(5%)で評価する。
A+〜Fの6段階評価でD以上の者を合格とする。
受講生へのフィードバック方法
授業内で課題を課した場合、授業内で答え合わせをする時間を設けたり、提出後の次の授業で公表します。

教科書
ヴォート「基礎生化学」第5版(東京化学同人)
参考書
教科書を中心に,下記参考書の内容も取り入れて講義する。
中村隆雄 「酵素キネティクス」 学会出版センター
西澤一俊、志村憲助 「新・入門酵素化学」 南江堂

オフィスアワー
新宿校舎  前期木曜  13-14時 2068室
坂口E-mail: bt11532@ns.kogakuin.ac.jp
受講生へのメッセージ
2年生までに教わったタンパク質の性質に関する復習と,
各回で触れた事項を復習することで,次回に触れる事項の理解度が深まる。
そのため,復習を繰り返してほしい。その上で酵素の不思議さを感じてほしい。

実務家担当科目
実務家担当科目
実務経験の内容
酵素研究の経験がある教員が、実験と評価の経験を活かし、酵素反応・制御について講義する。

教職課程認定該当学科
該当なし
その他の資格・認定プログラムとの関連
関連する科目である
教育課程コード
Ⅲ3c
教育課程コードの見方【例】 Ⅰ2a(Ⅰ…Ⅰ群、2…2年配当、a…必修) ※ a : 必修 b : 選択必修 c : 選択 ※複数コードが表示されている場合には入学年度・所属学科の学生便覧を参照のこと