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教員名 : 矢崎 敬人
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開講年度
2025年度
開講学期
後期
科目名
応用計量経済分析演習(PBL)
授業種別
演習
科目名(英語)
Applied Econometric Analysis Exercise (PBL)
授業情報(授業コード・クラス・授業形態)
A1500027 応用計量経済分析演習(PBL) [J3][対面]
担当教員
矢崎 敬人
単位数
1.0単位
曜日時限
水曜3限
キャンパス
新宿
教室
A-0715教室
学位授与の方針
1 基礎知識の修得 0%
2 専門分野の知識・専門技術の修得 50% 3 汎用的問題解決力の修得 30% 4 道徳的態度と社会性の修得 20% 具体的な到達目標
○統計分析ソフトウェアを用いて基本統計量の計算やデータの視覚化を行うことができる.○さまざまなデータ分析手法を理解し,データの性質に応じて適切な分析手法を選択し,統計分析ソフトウェアを用いて分析を行って結果を適切に解釈することができる.○具体的なデータを基に適切な分析方針を立て,統計分析ソフトウェアを用いて適切な分析を行い,分析内容と結果を説明することができる.
受講にあたっての前提条件
「確率・統計I」,「多変量解析」,「多変量解析演習」を修得していることを前提として授業を進める.
授業の方法とねらい
受講者が
○計量経済分析の基礎を理解すること ○分析の目的に合わせた分析手法を活用できるようになること ○統計分析向けプログラミング言語Rを用いて社会・経済分野のデータの統計分析を適切に行う力を身につけること が,この授業のねらいである. 皆さん⾃⾝が⼿を動かしてデータを分析することが本科⽬の主要な内容となる.RとStudioをインストールすることができる(あるいはインストール済みの)PCを持参すること. ※授業内容は柔軟に変更する場合があるので,随時担当教員からの連絡を確認すること. AL・ICT活用
PBL(課題解決型学習)/その他
第1回
授業形態
授業情報欄記載の通り
事前学習
確率・統計I,多変量解析,多変量解析演習で学んだことを復習しておく.(確率・統計I,多変量解析,多変量解析演習の内容を修得していることを前提として授業を進める)
2時間
授業内容
ガイダンス;
RとRStudioのインストール,Rの基本操作,Rの基本的な考え方 事後学習・事前学習
自分のPCにRとRStudioをインストールする.RとRStudioの基本的な操作に習熟する.
演習課題が出ている場合はそれに解答する. 2時間
第2回
授業形態
授業情報欄記載の通り
授業内容
tidyverseを活用したデータの前処理
事後学習・事前学習
授業の内容を復習する.
演習課題が出ている場合はそれに解答する. 2時間
第3回
授業形態
授業情報欄記載の通り
授業内容
tidyverseを活用したデータの可視化
事後学習・事前学習
授業の内容を復習する.
演習課題が出ている場合はそれに解答する. 教科書第4章を熟読する. 2時間
第4回
授業形態
授業情報欄記載の通り
授業内容
分析の準備,線形単回帰モデル
事後学習・事前学習
授業の内容を復習する.
演習課題が出ている場合はそれに解答する. 教科書5.1〜5.5を熟読する. 2時間
第5回
授業形態
授業情報欄記載の通り
授業内容
重回帰モデル1:欠落変数バイアス,最小2乗法(OLS),自由度修正済み決定係数,OLS推定量の性質,多重共線性
事後学習・事前学習
授業の内容を復習する.
演習課題が出ている場合はそれに解答する. 教科書5.6〜5.10を熟読する. 2時間
第6回
授業形態
授業情報欄記載の通り
授業内容
重回帰モデル2:非線形モデル,複数の制約からなる仮説の検定,変数選択,実証例
事後学習・事前学習
授業の内容を復習する.
演習課題が出ている場合はそれに解答する. 教科書6.1〜6.5を熟読する. 2時間
第7回
授業形態
授業情報欄記載の通り
授業内容
パネルデータ分析1:パネルデータ,パネルデータの特徴と分析上の利点,固定効果モデル,固定効果推定量,固定効果推定量の漸近理論
事後学習・事前学習
授業の内容を復習する.
演習課題が出ている場合はそれに解答する. 教科書6.6〜6.12を熟読する. 2時間
第8回
授業形態
授業情報欄記載の通り
授業内容
パネルデータ分析2:時間効果・個別トレンドの導入,実証例,パネルデータ分析における決定係数,1階差分変換,変量効果モデル
事後学習・事前学習
授業の内容を復習する.
演習課題が出ている場合はそれに解答する. 教科書付録Cを熟読する. 2時間
第9回
授業形態
授業情報欄記載の通り
授業内容
実証研究の進め方
事後学習・事前学習
授業の内容を復習する.
演習課題が出ている場合はそれに解答する. 期末レポートのテーマを考える. 教科書7.1〜7.5を熟読する. 2時間
第10回
授業形態
授業情報欄記載の通り
授業内容
操作変数法1:欠落変数バイアスと操作変数,操作変数法,漸近理論,2段階最小2乗法(2SLS),2SLS推定量の漸近理論
事後学習・事前学習
授業の内容を復習する.
演習課題が出ている場合はそれに解答する. 期末レポートに関連する先行研究やデータを収集する. 教科書7.6〜7.12を熟読する. 2時間
第11回
授業形態
授業情報欄記載の通り
授業内容
操作変数法2:操作変数が適切かどうかの判定,実証例のまとめ,固定効果操作変数推定,欠落変数問題以外での操作変数の使い道,操作変数の見つけ方
事後学習・事前学習
授業の内容を復習する.
演習課題が出ている場合はそれに解答する. 期末レポートに関連する先行研究を読み込み,データをいじる. 教科書8.1〜8.3を熟読する. 2時間
第12回
授業形態
授業情報欄記載の通り
授業内容
制限従属変数モデル1:従属変数が限定された値を取る場合の分析,被説明変数が2値変数の場合,被説明変数が3値以上の離散変数の場合
事後学習・事前学習
授業の内容を復習する.
演習課題が出ている場合はそれに解答する. 期末レポートの検討を進める. 教科書8.4〜8.6を熟読する. 2時間
第13回
授業形態
授業情報欄記載の通り
授業内容
制限従属変数モデル2:被説明変数の値に上限や下限がある場合,サンプルセレクションバイアスへの対応
事後学習・事前学習
授業の内容を復習する.
演習課題が出ている場合はそれに解答する. 期末レポートを作成する. 4時間
第14回
授業形態
授業情報欄記載の通り
授業内容
発展的トピック:政策評価モデル等
事後学習・事前学習
期末レポートを完成させる.
本科目で学んだことを振り返る. 4時間
第15回
授業形態
遠隔(オンデマンド)
授業内容
学習内容の振り返り
事後学習
自身が関心を持つ研究テーマについて,本科目で学んだ内容をどのように活用することができるか考える.
1時間
成績評価の方法
演習課題合計:50%
期末レポート課題と口頭試問:50%(口頭試問は省略する場合がある) 上記に基づき集計し,A+〜Fの6段階評価を行う.D以上を合格とする. 受講生へのフィードバック方法
振り返りの授業で,演習課題や期末レポート課題についての講評を行う.
教科書
西山慶彦・新谷元嗣・川口大司・奥井亮(2019)『計量経済学』有斐閣(New Liberal Arts Selection).
参考書
●tidyverseと呼ばれるパッケージ(パッケージ群)を活用したRの参考書
○宋財泫・矢内勇生: 私たちのR — ベストプラクティスの探求 https://www.jaysong.net/RBook/ - RとRを使ったプログラミングの入門サイト.著者たちはRとRStudioの達人である政治学者で,このサイトの内容をまとめて本にする予定とのことで,本教材作成時点では未完成だが,とても便利. ○松村優哉・湯谷啓明・紀ノ定保礼・前田和寛(2021)『改訂2版 RユーザのためのRStudio[実践]入門—tidyverseによるモダンな分析フローの世界』技術評論社. - 手っ取り早くRStudioを使えるようになれる.おすすめ. ○Wickham, Hadley, Mine Çetinkaya-Rundel, and Garrett Grolemund (2023), R for Data Science, 2nd Edition https://r4ds.hadley.nz/ - R,RStudioの神様Wickham他による手引き.平易な英語で書かれている.一通りやりこなせば一人前のR使い!(?) - 書籍版もあり:Wickham, Hadley, Mine Çetinkaya-Rundel, and Garrett Grolemund (2023), R for Data Science, 2nd Edition, Sebastopol CA: O’Reilly Media, Inc. - 旧版の和訳あり:黒川利明訳・大橋真也技術監修(2017)『Rではじめるデータサイエンス』オライリージャパン. ●Rを用いた計量経済分析,データ分析の参考書 ○星野匡郎・田中久稔・北川梨津(2023)『Rによる実証分析[第2版]—回帰分析から因果分析へ』オーム社. - 本科目の構成に近い.この第2版よりRのコードはtidyverse準拠. ○松浦寿幸(2024)『Rによるデータ分析入門—経済分析の基礎から因果推論まで』東京図書. - 本科目の構成に近い.これもRのコードはtidyverse準拠.巻末の逆引き事典で,Rを使って実現したいことからそれを実現する方法を調べることができる. ○高橋将宜(2022)『統計的因果推論の理論と実装—潜在的結果変数と欠測データ(Wonderful Rシリーズ5)』共立出版. - 統計学の基礎から因果推論の基礎まで,Rでの実装を交えながらとても丁寧に説明してある.傾向スコア,操作変数法,回帰不連続デザインといった応用的な内容もカバーしている. ○安井翔太(株式会社ホクソエム監修)(2020)『効果検証入門−正しい比較のための因果推論/計量経済学の基礎』技術評論社. - マーケティングデータや社会分野のデータについて,介入の効果を正しく検証する手法を,RとRStudioを用いて学ぶための教科書.Rのコードはtidyverse準拠. ○田中隆一(2015)『計量経済学の第一歩—実証分析のススメ』有斐閣ストゥディア. - 本科目の構成に近いが,より平易.本文では統計パッケージStataを念頭に置いた説明を行っているが,ウェブサポートではRも扱っている. ○福地純一郎・伊藤有希(2011)『Rによる計量経済分析』朝倉書店. - 星野・田中(2023)や田中(2015)が扱っていない時系列分析も扱っている. ○今井耕介(粕谷祐子・原田勝孝・久保浩樹訳)(2018)『社会科学のためのデータ分析入門(上,下)』岩波書店. - R初心者がRとRStudioを用いて社会科学分野のデータ分析が行えるようになるように,とても丁寧な説明がされている(その分冗長と感じる向きもあるかもしれない).演習問題は政治学分野を中心に最近の実際の研究のデータを用いたものが多数. ●経済・社会分野の実証分析を行う際に役立つハンドブック ○山本勲(2015)『実証分析のための計量経済学—正しい手法と結果の読み方』中央経済社. - さまざまな具体的な状況と分析課題を念頭に,どのような場合にどのような分析手法を用いるべきかを解説した,いわば実証分析のハンドブック.指定教科書である西山他(2019)の第I部,第II部と類似の範囲をカバーしているが,背後の理論を捨象してずっとコンパクトに記述している.卒業論文で社会・経済分野のデータ分析を行おうとする学生に推薦する.実証分析の論文を読む際にも有用. ●経済・社会分野のデータ分析に関する副読本 ○伊藤公一朗(2017)『データ分析の力—因果関係に迫る思考法』光文社新書. ○中室牧子・津川友介(2017)『「原因と結果」の経済学—データから真実を見抜く思考法』ダイアモンド社. - 社会・経済分野では介入の効果を知るために実験を行うことが困難な場合が多い.これら2冊は,そのような場合にどのような分析を行うことができるかを分かりやすく説明している.前者の方がやや高度. ●さらに… ○Wooldridge, Jeffrey M. (2019), Introductory Econometrics: A Modern Approach (7th Edition), Boston MA: Cengage Learning. ○Stock, James H. and Mark W. Watson (2019), Introduction to Econometrics (4th Edition, Global Edition), Harlow, England: Pearson Education. - 計量経済学理論,応用例,データを用いた演習課題のバランスが良い教科書となると,英語で書かれ,世界中で用いられている上記2冊.どちらも優れている.英語に自信があり,計量経済学を本格的に学びたい学生におすすめ.Wooldridgeは2025年中に第8版が出版予定. オフィスアワー
火曜9:10-10:00,新宿キャンパスA-2778.不在の場合もあるので,メールで事前にアポを取ることを推奨(yasaki@cc.kogakuin.ac.jp).
本科目の次のコマに別の授業を担当しているので,授業後の質問対応は困難→質問は極力授業時間中に! Google Chatでも常時質問,コメントを受け付ける予定. 受講生へのメッセージ
自分で手を動かすことが何より重要です!
授業中の質問,発言は大歓迎.わからないことがあれば遠慮することなく早め早めに質問しよう! 実務家担当科目
実務家担当科目ではない
実務経験の内容
教職課程認定該当学科
該当なし
その他の資格・認定プログラムとの関連
関連する科目でない
教育課程コード
Ⅲ3c
教育課程コードの見方【例】 Ⅰ2a(Ⅰ…Ⅰ群、2…2年配当、a…必修) ※ a : 必修 b : 選択必修 c : 選択 ※複数コードが表示されている場合には入学年度・所属学科の学生便覧を参照のこと
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