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教員名 : 位野木 万里
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開講年度
2025年度
開講学期
前期
科目名
ソフトウェア工学I
授業種別
講義
科目名(英語)
Software Engineering I
授業情報(授業コード・クラス・授業形態)
A1900033 ソフトウェア工学I [J1][遠隔(同)]
担当教員
位野木 万里
単位数
2.0単位
曜日時限
水曜3限
キャンパス
新宿 遠隔
教室
学位授与の方針
1 基礎知識の修得 0 %
2 専門分野の知識・専門技術の修得 100 % 3 汎用的問題解決力の修得 0 % 4 道徳的態度と社会性の修得 0 % 具体的な到達目標
製品ソフトウェア開発を行う上での用語,手法,表記方法を理解し説明できる.
受講にあたっての前提条件
授業のねらいを把握し、それを習得する意志がある。
授業の方法とねらい
ソフトウェア製品開発の分析,設計,開発,テストなどの一連の開発手法の基礎知識を理解し,情報社会の様々な問題解決をソフトウェアにより実現する考え方を身に着けることをねらいとする.
遠隔(同時双方向)により設計モデルのディスカッションを行うため,PCを用いてマイクを通して発言できる環境で接続すること. AL・ICT活用
ディスカッション・ディベート/グループワーク/プレゼンテーション/e-ラーニング等ICTを活用した自主学習支援
第1回
授業形態
遠隔(同時双方向)
事前学習
教科書第1章,第2章を熟読し,演習問題を解く.
1時間
授業内容
ガイダンス:ソフトウェア工学,オブジェクト指向
ソフトウェア製品を工業的に開発するプロセスや手法を概観する.製品ソフトウェアの分析,設計,実装をシームレスに実現するための開発手法としてオブジェクト指向技術について解説する. 事後学習・事前学習
ソフトウェア開発方法論,オブジェクト指向技術に関するテクニカルタームを復習する.身近な題材でオブジェクト指向によるモデリングを試みて問題点を整理しておく.
教科書第6章を熟読し,演習問題を解き,不明点があれば整理しておく. 3時間
第2回
授業形態
遠隔(同時双方向)
授業内容
開発方法論
開発プロセスと工程成果物について説明する.ソフトウェア開発成果物を表現する図の表現言語であるUMLについて解説する. 事後学習・事前学習
UMLが定義するダイアグラムの種類について復習する.
教科書第1章,第2章を復習する. 4時間
第3回
授業形態
遠隔(同時双方向)
授業内容
要求分析プロセスを概観し,要求を獲得する技術である,ユースケースモデリング,シナリオ分析について解説する.
事後学習・事前学習
教科書第1章,第2章,第3章の内容と,第3回のソフトウェア製品開発でとりあげた題材と成果物を比較して,ソフトウェア製品開発において必要となる成果物について確認する.
準備学習:教科書第4章を熟読し,演習問題を解く. 4時間
第4回
授業形態
遠隔(同時双方向)
授業内容
要求分析:ユースケース,シナリオ
具体事例を用いて,ユースケース図,ユースケース記述,シナリオの具体的な作成方法について解説する. 事後学習・事前学習
第4回までの教科書ならびに各回で作成したモデルとそのダイヤグラムを復習し,問題点を整理する.
4時間
第5回
授業形態
遠隔(同時双方向)
授業内容
要求定義:ソフトウェア要求仕様書(SRS)
要求定義プロセスを概観し,要求仕様書の構成,記述方法,品質評価方法について解説する. 事後学習・事前学習
教科書第6章の復習し,過去の問題点を解決しておく.
4時間
第6回
授業形態
遠隔(同時双方向)
授業内容
設計:クラスモデリング
ソフトウェア設計プロセスを概観し,オブジェクト指向技術における静的な観点からのクラス設計の考え方を解説する. 事後学習・事前学習
これまでにとりあげたモデリング手法とモデルの可視化手法について復習し,授業内で提示した具体課題を題材として,ソフトウェア製品の設計成果物を作成する.
4時間
第7回
授業形態
遠隔(同時双方向)
授業内容
設計:アーキテクチャ,振る舞い
前回のソフトウェア設計プロセスの続きとして,オブジェクト指向技術における動的な観点からのクラス間相互作用の設計の考え方を解説する. 事後学習・事前学習
授業内で提示した具体課題を題材として作成した,ソフトウェア製品の設計成果物を,クラス間相互作用の観点で詳細化する.
4時間
第8回
授業形態
遠隔(同時双方向)
授業内容
設計:状態遷移
前回,前々回に引き続きソフトウェア設計プロセスにフォーカスして,オブジェクト指向技術における,オブジェクトの状態遷移の観点からの設計の考え方を解説する. 事後学習・事前学習
授業内で提示した具体課題を題材として作成した,ソフトウェア製品の設計成果物を,状態遷移の観点で詳細化する.
教科書第7章,8章を熟読し,演習問題を解く. 4時間
第9回
授業形態
遠隔(同時双方向)
授業内容
アーキテクチャ設計・モジュール設計
ソフトウェア実装に向けて,開発言語や実行環境を考慮した設計の最適化や,保守や仕様変更に対応しやすい設計ノウハウについて解説する.大規模プログラムを分割して開発管理がしやすくする方法や,望ましい分割の考え方について解説する. 事後学習・事前学習
教科書第10章を熟読し,演習問題を解く.
4時間
第10回
授業形態
遠隔(同時双方向)
授業内容
ソフトウェアテスト:プロセスと技法
ソフトウェアテストのプロセス:単体,結合,システム,ユーザ検証テストを概観し,テストを網羅的かつ効率的に実施するための技法について解説する. 事後学習・事前学習
教科書第10章および第11回の復習し,授業内で提示した具体課題を題材として作成した,ソフトウェア製品の設計成果物に基づき,テスト仕様を作成する.
4時間
第11回
授業形態
遠隔(同時双方向)
授業内容
ソフトウェアテスト:テスト仕様の作成
前回に引き続き,ソフトウェアテストの技術について解説する.とくに,ソフトウェアテスト仕様の作成方法について解説する. 事後学習・事前学習
教科書第10章および第11回の復習し,授業内で提示した具体課題を題材として作成したソフトウェア製品の設計成果物に基づき,テスト仕様書,原因結果表を完成させる.
教科書第3章を熟読し演習問題を解く. 4時間
第12回
授業形態
遠隔(同時双方向)
授業内容
プロジェクト管理
製品ソフトウェアをプロジェクトにより開発する際の基本的な考え方について解説する.プロジェクトにおいて,第1回~第11回で習得した技術がどのように活用されるのか,決められた期間や予算内で開発する際の留意点は何かなどについてディスカッションをしながら理解を深める. 事後学習・事前学習
授業内で提示した具体課題を題材として作成したソフトウェア製品の開発プロジェクトを想定して,プロジェクト管理計画書を作成する.
4時間
第13回
授業形態
遠隔(同時双方向)
授業内容
プロジェクト管理
第12回で修得したプロジェクト管理の基本的な考え方に基づき,ケーススタディを通して,工程管理や成果物レビューの方法を修得する. また,第1回〜第12回目で修得した,ソフトウェア製品開発の分析,設計,開発,テストなどの一連の開発手法の基礎知識を振り返り,重要ポイントについて解説する. 事後学習・事前学習
作成したプロジェクト管理計画書を改善し,プロジェクト管理計画書の更新版を作成する.
学修成果の確認に向けた総復習を行う. 4時間
第14回
授業形態
遠隔(同時双方向)
授業内容
学習成果の確認として,授業内試験を遠隔(同時双方向)にて行う.
事後学習・事前学習
授業内試験において解けなかった問題について教科書と配布資料を総復習し確認する.
4時間
第15回
授業形態
遠隔(オンデマンド)
授業内容
学修成果の確認で出題した内容について解説する.
事後学習
授業内試験において解けなかった問題について教科書と配布資料を総復習し確認する.
4時間
成績評価の方法
講義中に演習課題を実施し,その結果をレポートとして提出する.授業内試験を実施する.授業内試験(50%)および課題の評価(50%)による総合得点で,到達目標に照らして,6段階のGrade(A+, A, B, C, D, F)で評価し,D以上の者に単位を認める.
受講生へのフィードバック方法
各回の演習課題は次の回の冒頭で解説する.
授業内試験については,オンデマンド授業となる第15回において,KU-LMS に全体の講評をアップロードする. 教科書
丸山勝久・高橋直久=共著:情報工学レクチャーシリーズ ソフトウェア工学【第2版】,森北出版,2025
※教科書は【第2版】を購入すること 参考書
竹政昭利, 林田幸司, 大西洋平, 三村次朗, 藤本陽啓, 伊藤宏幸,かんたん UML入門 [改訂2版] (プログラミングの教科書)
技術評論社; 改訂2版(2017) オフィスアワー
木曜日:16:00〜17:00 新宿校舎A-2315(高信頼ソフトウェア開発工学研究室)
初回授業で示す連絡方法にて事前にアポをとることがのぞましい. KU-LMSの質問登録による質問にも随時対応する. 受講生へのメッセージ
単にプログラムを作成することと,製品ソフトウェアを工業的に構築することの違いをしっかり習得していただきたいと思います.製品ソフトウェアを工業的に構築するのは大変難しいことですが,家を建てる,家電を生産するなどの別の製品開発のアナロジーを適用すると,その違いが分かるようになると思います.
実務家担当科目
実務家担当科目
実務経験の内容
製品ソフトウェア開発の経験がある教員が、開発方法論の開発と管理の技術力を活かし、実案件への適用を想定してソフトウェア工学、要求工学について講義する。
教職課程認定該当学科
コンピュータ科学科
その他の資格・認定プログラムとの関連
関連する科目でない
教育課程コード
Ⅲ3b
教育課程コードの見方【例】 Ⅰ2a(Ⅰ…Ⅰ群、2…2年配当、a…必修) ※ a : 必修 b : 選択必修 c : 選択 ※複数コードが表示されている場合には入学年度・所属学科の学生便覧を参照のこと
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