シラバス情報

開講年度
2025年度
開講学期
後期
科目名
照明・表示システム
授業種別
講義
科目名(英語)
Illuminating and Display Engineering
授業情報(授業コード・クラス・授業形態)
A1900059 照明・表示システム [C4][対面]
担当教員
新井 英伸
単位数
2.0単位
曜日時限
火曜4限
キャンパス
新宿
教室
A-0865教室

学位授与の方針
1 基礎知識の修得   0 %
2 専門分野の知識・専門技術の修得   60 %
3 汎用的問題解決力の修得   30 %
4 道徳的態度と社会性の修得   10 %
具体的な到達目標
1級電気工事施工管理技師試験程度の問題に解答出来ることを目標とする。
受講にあたっての前提条件
物理学A〜Dおよび電気磁気学Ⅰ・Ⅱの単位を取得していることが望ましい。
授業の方法とねらい
あかりの歴史的背景とその文化を見据えつつ、現代社会において重要な設備でもある「照明・表示システム」分野において、「基本・特徴・利用技術」に関して学ぶと共に電気技術者(専門技術者)として基本的な技術の習得と本分野へ興味を持つ機会とする。また本講義では校外学習を実施しており、机上の上で学んだ事と実際に自身の目で見て感じることであかりの大切さ・重要性を知ってもらう場としたい。
AL・ICT活用
実習・フィールドワーク

第1回
授業形態
対面
事前学習
これから「照明・表示システム」を学ぶにあたり、その設備がどれだけ生活へ密着しているのかなどその必要性についてレポート形式に簡潔にまとめる。
0.5時間
授業内容
はじめに/イントロダクション
「照明・表示システム」の講義内容及び講義の進め方について説明を行ないます。
また、この時に毎年行なっている「郊外学習」についても説明致します。
事後学習・事前学習
自分の中での「照明とは表示システムとは」をレポート形式に簡潔にまとめる。
0.5時間
第2回
授業形態
対面
授業内容
照明の基礎①;あかり文化の歴史背景
日本の伝統的な灯りは、日本特有の文化や歴史、生活感を表現し、日本人の精神性や価値観をもとにつくられた貴重な文化財であると考えます。 
こうした灯りが日本人の暮らしから馴染みの無いものとなることは、日本の伝統や文化が軽んじられ、徐々に薄れてしまい、今まで積み上げてきた日本の歴史や民族性を失うことに繋がるのではないかと考えます。
本講義では、日本の伝統的な灯りの種類を分類し、どのように誕生し、どのような変遷を辿ったかを知るとともに、現在と過去で灯りの役割がどう変化したのかを勉強し、その重要性を学びます。



事後学習・事前学習
日本のあかり文化の変遷についてレポート形式に簡潔にまとめる。
0.5時間
第3回
授業形態
対面
授業内容
照明の基礎②;光と放射、光色と演色性、物の見え方
人が通常、行動をするような場所には必ず光が必要であるといえます。
本講義では照明(あかり・光)の原点に今一度戻り、灯り(あかり)とは何か?
と言うことについて学びます。

事後学習・事前学習
「光と放射、光色と演色性、物の見え方」についてレポート形式に簡潔にまとめる。
0.5時間
第4回
授業形態
対面
授業内容
照明設計①;設計の手順、照度、輝度(グレア)、配光特性
照明設計とは、設計を行う施設の目的や用途に適合した機能や雰囲気を有する照明環境を形成することと考えます。
本講義では、その施設の目的や用途を明確にして、それにふさわしい照明設備を選ぶことと、設備の具備条件が十分に考慮されていることが大切なことからこれらに対して学びます。

事後学習・事前学習
「照度、輝度(グレア)、配光特性」についてレポート形式に簡潔にまとめる。
0.5時間
第5回
授業形態
対面
授業内容
照明設計②;光源
私達の身の回りには、光を発する様々なモノがあります。これらは総称して、“光源”と呼ばれます。
最も身近にある自然な光源としては太陽が、また人工的な光源として電球、蛍光灯、LED照明などがあります。
これらの光源は光を利用して空間を明るくすることを目的としており、それらは“照明”と呼ばれています。
本講義では実際の光源の見本も交えて「光源」について学びます。
事後学習・事前学習
光源についてレポート形式に簡潔にまとめる。
0.5時間
第6回
授業形態
遠隔(オンデマンド)
授業内容
照明設計③;経済比較計算、保守率
照明設計の際、その照明効果が適切であることはもちろんのこと、その経済性についても十分考慮しなければなりません。
本講義では照明設備を計画する際において、量的・質的に同程度の効果の照明方法が何種類か考えられる場合には、それらの照明設備の年間経費を計算し、経済性を考慮して比較検討する方法を学びます。

事後学習・事前学習
算出した数値と計測数値を比較検討しレポート形式に簡潔にまとめる。
0.5時間
第7回
授業形態
対面
授業内容
照明設計④;照度計算、照度測定、輝度測定
本講義では実際に照明配置の基本である、照明計算(平均照度、直射水平面照度)の算出方法を学ぶと共に算出された数値を基に実際に測定し、机上計算と実際との差を学びます。
事後学習・事前学習
算出した数値をもとに比較検討しレポート形式に簡潔にまとめる。
0.5時間
第8回
授業形態
対面
授業内容
照明設計⑤;法規・基準、光害
本講義では照明設計を行なう上で必要不可欠な「法規・基準」について学ぶと共に現代社会における「光害(漏れ光)」とは何かについて学びます。
事後学習・事前学習
照明設備における「法規・基準、光害」についてレポート形式に簡潔にまとめる。
0.5時間
第9回
授業形態
対面
授業内容
校外学習①
机上の上で学んだ事と実際に自身の目で見て感じることであかりの大切さ・重要性を学びます。
尚、校外学習①及び②は同日での連続学習となります。
また実施場所については本講義第1回目でお話し致します。
事後学習・事前学習
現場で学んだ事について各自の主観で簡潔にレポートにまとめる。
0.5時間
第10回
授業形態
対面
授業内容
校外学習②
机上の上で学んだ事と実際に自身の目で見て感じることであかりの大切さ・重要性を学びます。
尚、校外学習①及び②は同日での連続学習となります。
また実施場所については本講義第1回目でお話し致します。
事後学習・事前学習
現場で学んだ事について各自の主観で簡潔にレポートにまとめる。
0.5時間
第11回
授業形態
対面
授業内容
照明設備①;屋内照明/動物園・水族園、美術館・博物館
来園(館)者に対応した展示照明について、施設の代表でもある「動物園・博物館・美術館」を主にその照明設備のあり方について学びます。
また郊外学習で学んだ事の振返りも含めて再度屋内照明全般について学びます。
事後学習・事前学習
施設における展示照明についてレポート形式に簡潔にまとめる。
0.5時間
第12回
授業形態
対面
授業内容
照明設備②;屋外照明/都市環境、道路
屋外照明は都市形態の変革や環境に対する人間の欲求変化にともなって「より安全で快適な都市環境づくり」の重要な要素として、都市環境との総合的な調和へと移行してきています。
したがって照明計画にあたっては、従来の安全、防犯のための照明に加えて、「快適な環境づくり」をねらいとした、それぞれの施設や場所にふさわしい夜の景観と環境を演出することについて学びます。
また、また郊外学習で学んだ事の振返りも含めて再度屋外照明全般について学びます。


事後学習・事前学習
都市環境における照明の在り方についてレポート形式に簡潔にまとめる。
0.5時間
第13回
授業形態
対面
授業内容
表示システム①;光情報通信
「光通信」とは何かその仕組みについての基本構成及びその活用方法について学びます。
事後学習・事前学習
「光情報通信」についてレポート形式に簡潔にまとめる。
0.5時間
第14回
授業形態
対面
授業内容
表示システム②;デジタルサイネージ
今、さまざまな場所で私たちに情報を発信している情報発信媒体「デジタルサイネージ」
その仕組みやその必要性・あり方について学びます。
事後学習・事前学習
「デジタルサイネージ」についてレポート形式に簡潔にまとめる。
0.5時間
第15回
授業形態
遠隔(オンデマンド)
授業内容
全体の振返り
講義の中で学んできた「照明設備・表示システム」全般について再度振り返り、その重要性・必要性について学ぶと共に
主要電気メーカー又は大手建設企業の開発担当者をお呼びし、商品開発の苦労点などを話して頂きます。
事後学習
全体の振返りとの位置づけとして「照明とは何か」「表示システムとは何か」についてレポート形式に簡潔にまとめる。
0.5時間

成績評価の方法
原則として定期試験は行なわず、授業の出席及び各項目終了後のレポートの提出により合否の判断とする。
受講生へのフィードバック方法
毎回、講義の冒頭で受講生から寄せられた「疑問・質問」についていくつか紹介していく。
また同時に受講生からの「疑問・質問」について出来る限り各自に対し解答し次週の講義の際に
フィードバックしていく。

教科書
基本的には毎回配布する資料を講義資料とします。
参考書
Pnasonic / 著「照明設計資料/Pnasonic照明設計サポート P.L.A.M] ; Pnasonic編
照明学会 / 編著「照明ハンドブック」 ; 照明学会
池田紘一、小原章男 / 編著「光技術と照明設計;基礎からインテリアデザインまで」 : 電気学会
西久保靖彦 / 著「よくわかる最新ディスプレイ技術の基本と仕組」 ; 秀和システム
大越考敬 / 著「光エレクトロニクス」 ; 電子情報通信学会編

オフィスアワー
火曜日;講義終了後
これ以外にも都合がつくこともあるので希望する場合は事前にメール等で時間と場所の予約をお願い致します。
また、メールでのQ&Aにも対応致します。
尚、メールアドレスについては第一回目の講義時にお知らせ致します。
受講生へのメッセージ
「照明・表示システム」は現代社会の生活において無くてはならないものであるとともに、電気技術者のみならずあらゆる分野(主に建築分野)での専門技術者において必要不可欠なものである。
これから、専門技術者として活躍していく皆さんに今回の講義で基礎的技術を学び、それを理解することで本分野に対する興味を持つ機会にしてもらえれば幸いである。
補足として、電気電子工学科のみならず、先にもお話ししたように枠を超えて「建築・機械・化学」など多くの学生の方々に聞いて頂きたいものであります。

実務家担当科目
実務家担当科目
実務経験の内容
①都立動物園での電気設備全般(主に照明設備)の設計及び監督員として従事及び主要照明メーカーと器具の共同開発研究
 恩賜上野動物園電気技術職監督員;10年
 井の頭自然文化園電気技術職監督員;6年
 都立動物園電気設備総合監督職;2年

②大規模建築現場の電気設備全般に関する現場監督
・JESCO株式会社 工事部 現場監督 4年
・共立電設株式会社 工事部  現場監督  13年
③学会
・教育普及分科会あかり文化調査研究委員会にて主に古燈器大観などに於ける日本のあかり文化の調査研究に従事

教職課程認定該当学科
電気電子工学科
その他の資格・認定プログラムとの関連
関連する科目でない
教育課程コード
Ⅲ3c
教育課程コードの見方【例】 Ⅰ2a(Ⅰ…Ⅰ群、2…2年配当、a…必修) ※ a : 必修 b : 選択必修 c : 選択 ※複数コードが表示されている場合には入学年度・所属学科の学生便覧を参照のこと