シラバス情報

開講年度
2025年度
開講学期
後期
科目名
ソフトウェア開発工学特論
授業種別
講義
科目名(英語)
Software Engineering
授業情報(授業コード・クラス名・授業形態)
Z1900023 ソフトウェア開発工学特論 [遠隔(同)]
担当教員
位野木 万里
単位数
2.0単位
曜日時限
金曜2限
キャンパス
新宿 遠隔
教室

学位授与の方針
A 専攻する研究領域における高度な専門知識を身につけたもの 100%
B 科学技術を運用する能力を身につけたもの 0%
C 主体的に研究に取り組み、社会や職業についての知識や技術者や研究者として必要な倫理観を身につけたもの 0%
D 特定の専門領域における創成能力を身につけたもの 0%
具体的な到達目標
真の顧客要求に応えるためには上流工程からの品質の作り込みが必至である.対象ソフトウェアの機能や非機能の範囲を定める要求定義工程が重要である.本講義では,演習,調査,発表を通して,要求獲得の主要技術を習得し,様々なステークホルダ(発注者,利用者,開発者)からの多様な要求を,効率的かつ網羅的に整理できるノウハウを身に着けることを達成する.本講義は遠隔(同時双方向)で行う.
受講にあたっての前提条件
プログラミング経験があること.オブジェクト指向技術とUMLに関する基本知識があること.
AL・ICT活用
PBL(課題解決型学習)/ディスカッション・ディベート/グループワーク/プレゼンテーション/クリッカー・タブレット等ICTを活用した双方向授業

授業計画
[第1回] 要求工学全体像
要求とは何か,要求工学がなぜ必要か,要求工学に関する標準化技術,要求工学知識体系,要求品質,要求獲得手法,優先度決定手法
準備学習:教科書1章,6章,7章,事前に配布する解説資料を熟読すること.オブジェクト指向技術,UMLの表記について復習してくること.

[第2回] ステークホルダ分析,インタビューとネゴシエーション
準備学習:教科書2章,3章,事前に配布する解説資料を熟読すること.ステークホルダ分析と要求獲得手法についてアイデアをまとめること.

[第3回] 要求仕様書の記述,ユースケース分析
準備学習:事前に配布する解説資料を熟読すること.要求仕様書,ユースケース,機能仕様について復習してくること.

[第4回] 機能要求の記述とユースケース分析のケーススタディ
準備学習:事前に配布する解説資料を熟読すること.提示する題材でユースケース分析の案を作成すること.

[第5回] シナリオ分析,クレーム分析
準備学習:事前に配布する解説資料を熟読すること.提示する題材でシナリオ分析の案を作成すること.

[第6回] シナリオ分析,クレーム分析の結果のユースケースモデルへのフィードバック方法
準備学習:事前に配布する解説資料を熟読すること.提示する題材でユースケースモデルへのフィードバック方法の案を作成すること.

[第7回] 要求仕様書の管理,検証
準備学習:事前に配布する解説資料を熟読すること.提示する題材で要求仕様書の検証チェックの案を作成すること.

[第8回] デザイン思考要求工学:デザイン思考とは,要求工学とデザイン思考の融合,デザイン思考要求獲得
準備学習:教科書9章,10章,従来型とデザイン思考型の要求獲得手法の違いについて調査すること.

[第9回] デザイン思考要求獲得:様々なモデリング手法
準備学習:事前に配布する解説資料を熟読すること.デザイン思考によるモデリング手法にどのようなものがあるのか事前に調査すること.

[第10回] デザイン思考による要求獲得ケーススタディ:ペルソナ,カスタマージャーニーマップ
準備学習:事前に配布する解説資料を熟読すること.提示する題材でペルソナ,カスタマージャーニーマップの案を作成すること.

[第11回] デザイン思考要求獲得ケーススタディ:プロトタイピング,ユースケースモデルへのフィードバック
準備学習:事前に配布する解説資料を熟読すること.提示する題材でデザイン思考型のユースケースモデルへのフィードバック方法の案を作成すること.

[第12回] 要求獲得手法の振り返り
準備学習:これまでに配布した解説資料,ケーススタディの結果を復習しておくこと.

[第13回] 要求獲得手法の今後
準備学習:教科書10章,11章,従来型およびデザイン思考型の要求獲得手法の課題を整理し,課題解決のための他の思考法やモデリング手法にどのようなものがあるのか調査検討してくること.

[第14回] 要求獲得と仕様化:課題Ⅰ,課題Ⅱ
要求獲得と仕様化に関する課題Ⅰ,全体の振り返り課題Ⅱを実施する.
準備学習:これまでに配布した解説資料を復習しておくこと.

[第15回] オンデマンドにより課題Iと課題IIについて解説する.
準備学習:演習課題Ⅰ,演習課題Ⅱでの不明点を整理しておく.

成績評価の方法
演習課題の実演および,課題Ⅰ,Ⅱの品質に基づく評価により,60%以上を合格とする.
受講生へのフィードバック方法
各回の課題は次の回の冒頭で解説する.
第14回の演習課題については講評を第15回(オンデマンド)においてKU-LMSに提示する.

教科書
[1] 一般社団法人 情報サービス産業協会 要求工学グループ, Digital Transformationのための要求獲得実践ガイド, 近代科学社Digital, 2023
参考書
[1] 一般社団法人 情報サービス産業協会 REBOK 企画 WG編, 要求工学知識体系 REBOK Requirements Engineering Body Of Knowledge, 近代科学社, 2011
[2] 一般社団法人 情報サービス産業協会 REBOK 企画 WG編, 要求工学実践ガイド: REBOKシリーズ2, 近代科学社, 2014
[3] 内平直志, 戦略的IoTマネジメント, ミネルヴァ書房, 2019

オフィスアワー
木曜日:16:00~17:00 新宿校舎A-2315(高信頼ソフトウェア開発工学研究室)
初回授業にて示す連絡方法にて事前にアポをとることが望ましい.
KU-LMSの質問登録による質問にも随時対応する.
受講生へのメッセージ
講義,演習,ディスカッションの反復を通して,様々な形態の要求獲得技術を体得していきます.

実務家担当科目
実務家担当科目
実務経験の内容
製品ソフトウェア開発の経験がある教員が、開発方法論の開発と管理の技術力を活かし、デジタルトランスフォーメーションの実現を目的としてソフトウェア工学、要求工学について講義する。

教職課程認定該当学科
情報学専攻