シラバス情報

開講年度
2026年度
開講学期
前期
科目名
中国の言語と文化
授業種別
講義
科目名(英語)
Chinese Language and Culture
授業情報(授業コード・クラス・授業形態)
A0300149 中国の言語と文化 [建築][遠隔(オ)]
担当教員
閻 瑜
単位数
2.0単位
曜日時限
月曜1限
キャンパス
八王子 遠隔
教室
学年
カリキュラムにより異なります。

学位授与の方針
1 基礎知識の修得   50 %
2 専門分野の知識・専門技術の修得   0 %
3 汎用的問題解決力の修得   0 %
4 道徳的態度と社会性の修得   50 %
具体的な到達目標
人、社会、文化に関する基礎的知識をしっかりと身に付け、それに基づいて自身の考えを深めることができるようになる。社会的環境と照らし合わせながら、将来を展望する。
受講にあたっての前提条件
人、社会、文化に関する知識への関心をもっている。
授業の方法とねらい
本授業は、中国語学習の経験がない学生(初学者)を想定し、中国の言語と文化を基礎から学ぶことを目的とします。中国語という言語の特徴を入り口に、中国社会の価値観、歴史、思想、文学、生活文化を幅広く扱い、日本文化との比較や、日本文化が中国から受けた影響にも重点を置きます。語学の習得を主目的とする授業ではなく、「言語を通して文化を理解する」ことを中心テーマとします。

本授業はオンデマンド形式で実施し、毎回60分程度の音声付きPPTを配信します。視聴後は、授業時間枠のうち約30分を目安に、資料の再読と課題文の作成に充ててください。課題はKU-LMSの「質問登録」から、100〜120字の短文を直接入力して提出します。課題文は、自分の考えを自分の言葉で表現することを重視します。

毎回の課題提出締切は、授業設定週の水曜日午前10時(厳守)です。加えて、学期末に対面の定期試験を実施します。毎回の課題の積み重ねと期末試験の成績に基づき、成績評価を行います。
AL・ICT活用
特に活用しない

第1回
授業形態
遠隔(オンデマンド)
事前学習
シラバス、及びKU-LMSで配布する「受講方法説明書」を熟読する。
配布資料を印刷し、目を通しておく。
0.5時間
授業内容
ガイダンス:中国とはどのような国か
中国の多様性と言語・文化の全体像を概観する。
【コラム1】「手紙」「勉強」—漢字が同じでも別の意味
事後学習・事前学習
配布資料の読み直し。関連する資料を読んでみる。
1時間
第2回
授業形態
遠隔(オンデマンド)
授業内容
言語入門:中国語のしくみ(音・文字・語順の要点)
中国語の特徴を紹介し、言語が文化理解の入口になることをつかむ。
【コラム2】「お疲れ様」問題—中国語では一言で済まない
事後学習・事前学習
配布資料の読み直し。関連する資料を読んでみる。
1時間
第3回
授業形態
遠隔(オンデマンド)
授業内容
文字と文化:漢字文化圏と“同じ漢字・違う意味”
簡体字・繁体字の違いと同形異義語を手がかりに、文字の違いが理解や文化理解に与える影響を日中比較で考える。
【コラム3】「大丈夫です」問題—YESにもNOにも聞こえる
事後学習・事前学習
配布資料の読み直し。関連する資料を読んでみる。
1時間
第4回
授業形態
遠隔(オンデマンド)
授業内容
ことばと文化:言い方の作法と誤解の起点
断り方・依頼・ほめ方などの例を通して、言語表現と価値観(距離感)の関係を日中比較で理解する。
【コラム4】割り勘?奢り?—面子(メンツ)が動く会計の流儀
事後学習・事前学習
配布資料の読み直し。関連する資料を読んでみる。
1時間
第5回
授業形態
遠隔(オンデマンド)
授業内容
家族と社会:中国の価値観
家族観(孝・序列・親子関係)を軸に、中国社会の価値観と現代的変化を日中比較で捉える。
【コラム5】中国のバレンタイン—男性から女性へ“バラ”?
事後学習・事前学習
配布資料の読み直し。関連する資料を読んでみる。
1時間
第6回
授業形態
遠隔(オンデマンド)
授業内容
思想と文化①:儒教の世界
儒教(仁・礼・孝)と社会・教育への影響、および日本への受容を概観する。
【コラム6】4は避けて8は選ぶ—数字の縁起が生活に入る
事後学習・事前学習
配布資料の読み直し。関連する資料を読んでみる。
1時間
第7回
授業形態
遠隔(オンデマンド)
授業内容
思想と文化②:道教・仏教
道教・中国仏教の特徴を整理し、民間信仰を含む宗教のあり方を日本と比較する。
【コラム7】干支の「猪」—日本はイノシシ、中国はブタ
事後学習・事前学習
配布資料の読み直し。関連する資料を読んでみる。
1時間
第8回
授業形態
遠隔(オンデマンド)
授業内容
生活と文化①:食文化と年中行事
食文化の地域差と主要行事を通して、生活文化の背景にある価値観を読む。
【コラム8】年越しに食べるもの—意味のある“定番料理”
事後学習・事前学習
配布資料の読み直し。関連する資料を読んでみる。
1時間
第9回
授業形態
遠隔(オンデマンド)
授業内容
生活と文化②:衣食住と健康観
住居・衣服・色彩感覚や健康観を例に、身体感覚としての文化差を理解する。
【コラム9】行列の作法—「並ぶ」が当たり前じゃない?
事後学習・事前学習
配布資料の読み直し。関連する資料を読んでみる。
1時間
第10回
授業形態
遠隔(オンデマンド)
授業内容
生活と文化③:贈答・祝い事・縁起
贈り物、祝い方、縁起の考え方を題材に、社会のルールとしての文化を比較する。
【コラム10】遠慮と沈黙—受け取り方にも作法がある
事後学習・事前学習
配布資料の読み直し。関連する資料を読んでみる。
1時間
第11回
授業形態
遠隔(オンデマンド)
授業内容
文学と文化①:漢詩で読む中国
漢詩を題材に、凝縮された表現が情景・感情・思想を生み出す仕組みと美意識を読み解く。
【コラム11】誕生日の定番—ケーキ?それとも長寿麺?
事後学習・事前学習
配布資料の読み直し。関連する資料を読んでみる。
1時間
第12回
授業形態
遠隔(オンデマンド)
授業内容
文学と文化②:物語で読む中国
物語を手がかりに、中国の価値観や人物像の捉え方を日本と比較して理解する。
【コラム12】中秋節とお月見—同じ月でも目的が違う
事後学習・事前学習
配布資料の読み直し。関連する資料を読んでみる。
1時間
第13回
授業形態
遠隔(オンデマンド)
授業内容
近代以降の中国と日本
近代化と日中関係を概観し、交流・対立・記憶の問題を含めて相互理解の課題を考える。
【コラム13】中国の「子どもの日」—5/5ではなく6/1?
事後学習・事前学習
配布資料の読み直し。関連する資料を読んでみる。
1時間
第14回
授業形態
遠隔(オンデマンド)
授業内容
現代中国社会をどう見るか
現代中国の社会変化を背景に、若者文化、インターネット文化、流行語などを取り上げ、日本との比較を通して読み解く。
【コラム14】「先生」の範囲—教師だけではない敬称の使い方
事後学習・事前学習
配布資料の読み直し。関連する資料を読んでみる。
1時間
第15回
授業形態
遠隔(オンデマンド)
授業内容
まとめ:中国の言語と文化を学ぶ意味
第1回からの学びを振り返り、言語と文化の相互関係を整理したうえで、比較文化の視点と異文化理解の意義、学びの活かし方をまとめる。
【コラム15】翻訳できない一言—SNS流行語の“ズレ”
事後学習
授業で扱った内容を手がかりに、関心のある書籍(または作品)を読み、学んだ点を整理する。
3時間

成績評価の方法
本授業はオンデマンド形式で実施するため、音声付きPPT教材を視聴し、課題文を提出した場合は出席とみなします。課題はKU-LMSの「質問登録」から提出し、締切は授業設定週の水曜日10時(厳守)とします。提出時刻は締切内であれば問いません(深夜・早朝でも可)。

課題文は100〜120字とします。字数不足は減点対象とし(不足が大きい場合は再提出を求めることがあります)、120字を多少超えても減点・加点はしません。ただし、150字を超えないようにしてください。

加えて、学期末に対面の定期試験を実施します。

成績は原則として毎回の課題(約50%)と期末試験(約50%)の成績に基づいて評価します。なお、出席(課題提出)が著しく不良な場合は評価対象外となることがあります。
受講生へのフィードバック方法
課題文はKU-LMSの「質問登録」に直接入力して提出してください。提出内容については、必要に応じて個別コメントでフィードバックします。

教科書
指定教科書はありません。授業で使用する資料(PPT)はKU-LMSで配布します。必要に応じて、参考文献や映像資料(DVD等)・関連URLはその都度提示します。
参考書
橋本陽介『中国語は不思議—「近くて遠い言語」の謎を解く—』(新潮選書)
王敏『日中2000年の不理解——異なる文化「基層」を探る』(朝日新書)
井上優『相席で黙っていられるか——日中言語行動比較論』(岩波書店)
朱恵良『中国人の生活と文化』(二玄社)。

オフィスアワー
研究室(1号館301号室)は八王子キャンパスにありますが、担当科目の多くが遠隔授業のため、在室していないことが多いです。ご質問等はメールにて随時受け付けます。fu41768[at]g.kogakuin.jp
受講生へのメッセージ
毎回の課題提出は締め切り(授業設定週の水曜日午前10時)厳守です。この提出をもって出席確認とします。

本授業で扱う内容には、初めて触れる概念や背景知識が含まれる場合がありますが、課題は「授業内容を踏まえて、自分の考えを自分の言葉で短くまとめる」ことを中心とします。締め切り直前までため込まず、早めに受講・提出してください。

なお、本授業は中国語という言語の特徴を手がかりに、中国の文化や社会を知り、日本との共通点・相違点を比較しながら理解を深めたい学生の受講を推奨します。

実務家担当科目
実務家担当科目ではない
実務経験の内容

教職課程認定該当学科
該当なし
その他の資格・認定プログラムとの関連
関連する科目でない
教育課程コード
Ⅰ1b/Ⅰ2b/A1b
教育課程コードの見方【例】 Ⅰ2a(Ⅰ…Ⅰ群、2…2年配当、a…必修) ※ a : 必修 b : 選択必修 c : 選択 ※複数コードが表示されている場合には入学年度・所属学科の学生便覧を参照のこと