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教員名 : 田丸 司
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開講年度
2026年度
開講学期
後期
科目名
クラウドコンピューティング
授業種別
講義
科目名(英語)
Cloud Computing
授業情報(授業コード・クラス・授業形態)
A1100007 クラウドコンピューティング [J3][対面]
担当教員
田丸 司
単位数
2.0単位
曜日時限
木曜5限
キャンパス
新宿
教室
A-1411 Izumi11
学年
カリキュラムにより異なります。
学位授与の方針
1 基礎知識の修得 0 %
2 専門分野の知識・専門技術の修得 100 % 3 汎用的問題解決力の修得 0 % 4 道徳的態度と社会性の修得 0 % 具体的な到達目標
・情報通信ネットワークとコミュニケーションの実現形態としてクラウドの利用ができる力を養う
・ネットワーク社会のもたらす課題としてサイバー犯罪の技術背景を理解し、予防できる力を養う ・ネットワークの仕組み、情報処理の方法とサービスとして提供されるまでの技術内容を理解する 受講にあたっての前提条件
広くICTに関わる基礎的専門知識が必要である。しかし、前提とするのではなく、必要であれば受講中に復習して常に自身の専門知識をリフレッシュする考え方に立つことを求める。
授業の方法とねらい
【狙い】
本講義のゴールは、単にクラウドの知識を暗記することではありません。現代のITインフラの標準であるクラウド(Google Cloud)の「考え方」を理解し、実際に手を動かして「動くものを作る」体験をすることです。 ビジネスや開発の現場で即戦力となるインフラ構築の基礎体力を養います。 【方法】 前半(座学): 抽象的な概念を図解や身近な例え話(レストランの運営や電気の供給など)を用いて解説します。 後半(ハンズオン): Google Cloud Skills Boostを使用し、実際のクラウド環境で構築演習を行います。 フィードバック: 第8回と第13回に小テストを実施し、理解度のセルフチェックを行います。 AL・ICT活用
実習・フィールドワーク/e-ラーニング等ICTを活用した自主学習支援
第1回
授業形態
対面
事前学習
これまでに学習した情報処理、コンピュータ・アーキテクチャ、ネットワーク、セキュリティなどについて復習しておいてください。
事前に連絡するハンズオンプラットフォームのログイン等の準備をしておいてください。 4時間
授業内容
クラウドコンピューティング概要
「所有から利用へ」というITの大きな変化を学びます。自前でサーバーを抱えず、インターネット越しにプロの設備をレンタルするメリットと、Google Cloudの基本操作を体験しましょう。 事後学習・事前学習
講義の内容について周辺知識とともに復習し、次回以降で利用するクラウド環境の準備をしておいてください。
4時間
第2回
授業形態
対面
授業内容
クラウドの仕組み
クラウドの裏側にある、世界中に広がるデータセンターの物理的な仕組みと、1台の計算機を分割して効率よく使う「仮想化」の魔法について、図解を中心に分かりやすく解説します。 事後学習・事前学習
講義の内容について周辺知識とともに復習してください。
4時間
第3回
授業形態
対面
授業内容
コスト管理、リソース管理
「使った分だけ払う」従量課金の仕組みを学びます。うっかり使いすぎてお財布が空にならないよう、予算のアラート設定や、誰にどの操作を許可するかという権限管理の基本をマスターします。 事後学習・事前学習
講義の内容について周辺知識とともに復習してください。
4時間
第4回
授業形態
対面
授業内容
ネットワーキング #1
クラウドの中に自分専用の「仮想的な部室(VPC)」を作る方法を学びます。外の世界とつなぐのか、自分たちだけの内緒のネットワークにするのか、通信の通り道を設計・構築します。 事後学習・事前学習
講義の内容について周辺知識とともに復習してください。
4時間
第5回
授業形態
対面
授業内容
ネットワーキング #2
世界中からアクセスが殺到してもパンクしない「交通整理」の仕組み(ロードバランサ)を学びます。アクセスを複数のサーバーに上手に振り分け、常に安定してつながる環境を作ります。 事後学習・事前学習
講義の内容について周辺知識とともに復習してください。
4時間
第6回
授業形態
対面
授業内容
コンピューティング概要
クラウド上の仮想的なパソコン(VM)を起動させます。OSを選び、スペックを決め、数分で自分専用のサーバーが立ち上がるスピード感をハンズオンで体感し、基本操作を身につけます。 事後学習・事前学習
講義の内容について周辺知識とともに復習してください。
4時間
第7回
授業形態
対面
授業内容
コンピューティング(サーバーレス、コンテナ)
「サーバーのお世話」を卒業する方法です。設定不要でプログラムだけを動かすサーバーレスや、どこでも同じように動く「コンテナ」技術を使い、最新の開発スタイルを体験します。 事後学習・事前学習
講義の内容について周辺知識とともに復習してください。
4時間
第8回
授業形態
対面
授業内容
オブジェクトストレージ(小テスト①)
画像や動画など、膨大なデータを無制限に保存できる「魔法の箱」の使い方を学びます。これまでの復習として、クラウドの基礎知識を確認する第1回目の小テストも実施します。 事後学習・事前学習
講義の内容について周辺知識とともに復習してください。
4時間
第9回
授業形態
対面
授業内容
データベース
膨大な情報を整理整頓して、必要な時に一瞬で取り出す仕組みを学びます。クラウド上のデータベースを構築し、Webサービスを支えるデータの保存と取り出しの基礎を実践します。 事後学習・事前学習
講義の内容について周辺知識とともに復習してください。
4時間
第10回
授業形態
対面
授業内容
データ分析
「ビッグデータ」を高速で分析する技術に触れます。数億行のデータから数秒で特定の情報を見つけ出す驚きのスピードを体験し、データから価値を見つけ出す方法を学びます。 事後学習・事前学習
講義の内容について周辺知識とともに復習してください。
4時間
第11回
授業形態
対面
授業内容
DevOps、CI / CD
作ったプログラムを自動でテストし、本番環境へ公開する「全自動の工場ライン」のような仕組みを作ります。エンジニアが手作業でミスをしないための、開発の自動化サイクルを学びます。 事後学習・事前学習
講義の内容について周辺知識とともに復習してください。
4時間
第12回
授業形態
対面
授業内容
運用管理、SRE
システムが元気に動いているか監視し、トラブルが起きる前に察知する「健康診断」の手法を学びます。ログ(記録)の読み方や、サービスを止めないための運用のコツを身につけます。 事後学習・事前学習
講義の内容について周辺知識とともに復習してください。
4時間
第13回
授業形態
対面
授業内容
セキュリティ(小テスト②)
「自分のデータは自分で守る」ための鍵のかけ方を学びます。ハッカーから身を守る設定や、共同責任モデルの考え方を整理します。後半は、中盤から後半の内容を対象とした小テストを行います。 事後学習・事前学習
講義の内容について周辺知識とともに復習してください。
4時間
第14回
授業形態
対面
授業内容
クラウドネイティブアーキテクチャ
これまでに学んだパーツ(サーバー、DB、ネットワーク)を組み合わせて、最強のシステムを設計する「パズルの解き方」を学びます。クラウドの力を120%引き出す設計図の描き方です。 事後学習・事前学習
講義の内容について周辺知識とともに復習してください。
4時間
第15回
授業形態
遠隔(オンデマンド)
授業内容
生成AI(オンデマンド EX)
最新トレンドである「生成AI」をクラウドでどう使うかを体験します。GoogleのAI(Gemini)を自分のアプリに組み込む方法など、クラウドが切り拓くITの未来を最後に展望します。 事後学習
特になし
2時間
成績評価の方法
定期試験期間には試験は行いません。
出席状況 (20 %)、授業内で行うクラウド環境を利用したハンズオンの進捗状況 (40 %)、また小テスト (40 %)で評価します。小テストは Google Forms で実施します。 下記の場合は不合格となります。 ・特別な理由なく全体の出席日数、またハンズオンの進捗が3分の2に満たない場合 ・出席しているにも関わらず、こちらから呼びかけても何の応答もない場合 ・特別な理由なく授業内試験を受験しなかった場合 受講生へのフィードバック方法
授業内ハンズオン、小テスト実施後に講義の中で講評を述べます。
教科書
指定教科書なし
参考書
図解即戦力 Google Cloudのしくみと技術がこれ1冊でしっかりわかる教科書[改訂2版]
株式会社grasys, 西岡 典生, 大沼 翔 著 技術評論社 ISBN 978-4297143473 Google Cloud エンタープライズIT基盤設計ガイド 遠山 陽介, 深津 康行, 米川 賢治, 小島 仁志 著 日経BP ISBN 978-4296112197 オフィスアワー
授業の前後にメール、Google Chat、または対面で対応します。
受講生へのメッセージ
「クラウドは難しい」と思っていませんか? 実は、皆さんが毎日使っているSNSも動画配信サービスも、すべてこの講義で学ぶ技術の上で動いています。
この授業は、教科書を読むだけの時間ではありません。後半のハンズオンでは、世界中のプロエンジニアが使っているものと全く同じGoogleのインフラを、皆さんの手で操作してもらいます。 最初は設定項目が多くて戸惑うかもしれませんが、「失敗しても、消して作り直せばいい」のがクラウドの最大のメリットです。恐れずにボタンを押し、裏側で何が起きているのかを楽しんでください。15回が終わる頃には、皆さんの視界にあるインターネットの景色が変わっているはずです。 実務家担当科目
実務家担当科目
実務経験の内容
クラウドシステムの設計・構築・運用の経験がある教員が、クラウドアーキテクトとしての知識や経験を活かし、クラウドコンピューティングについて講義する。
教職課程認定該当学科
該当なし
その他の資格・認定プログラムとの関連
関連する科目でない
教育課程コード
Ⅲ3c
教育課程コードの見方【例】 Ⅰ2a(Ⅰ…Ⅰ群、2…2年配当、a…必修) ※ a : 必修 b : 選択必修 c : 選択 ※複数コードが表示されている場合には入学年度・所属学科の学生便覧を参照のこと
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