シラバス情報

開講年度
2025年度
開講学期
後期
科目名
都市計画特論
授業種別
講義
科目名(英語)
Theory of City Planning
授業情報(授業コード・クラス名・授業形態)
Z2000008 都市計画特論 [遠隔(同)]
担当教員
野澤 康
単位数
2.0単位
曜日時限
金曜2限
キャンパス
新宿 遠隔
教室

学位授与の方針
A 専攻する研究領域における高度な専門知識を身につけたもの 100%
B 科学技術を運用する能力を身につけたもの 0%
C 主体的に研究に取り組み、社会や職業についての知識や技術者や研究者として必要な倫理観を身につけたもの 0%
D 特定の専門領域における創成能力を身につけたもの 0%
具体的な到達目標
この講義のねらいは、社会的な問題を都市計画的な視点から考え、議論することによって、都市計画法制度や都市政策・住宅政策に対する理解を深め、それを実地に使える知識にしていくことである。
以下の諸点をこの講義の具体的な達成目標とする。
1) 都市計画の枠組みを、社会的な問題と関連づけて理解している。
2) 都市計画法制度や都市政策・住宅政策が抱える課題を、社会的な問題を通して考え、指摘することができる。
3) ケース・スタディを通して、ディスカッションやプレゼンテーションのスキルがしっかりと身についている。
受講にあたっての前提条件
学部で「都市計画」(あるいはこれに類する講義)を受講していること。
AL・ICT活用
PBL(課題解決型学習)/反転授業/ディスカッション・ディベート/グループワーク/プレゼンテーション

授業計画
01) 講義概要の説明と問題意識の確認・共有
この講義の目的とフレームを説明する。
現代の都市および都市計画が置かれた現状と課題を考える。その際に、社会問題として捉えるだけではなく、都市計画の法律や制度に目をむけていく。(全体ディスカッション、グループ・ディスカッション)
☆準備学習:様々な文献や新聞記事などから、現代都市(特にわが国の都市)が抱える問題点や昨今の話題を認識し、整理しておく。

02) 現代の都市および都市計画に関する文献・論文・思潮を読み、論点を整理する
全体で集めた近年の(概ね5年以内ぐらい)文献・論文・思潮等から大きな論点を整理する。各論点の担当者を決めて、次回のプレゼンに向けてPPTを作成する。都市計画の法制度に関する枠組みを確認する。
☆準備学習:現代の都市および都市計画に関わる文献・論文・思潮をネット等で探し出し、リスト化するとともに、大まかな内容を把握する。

03) 現代の都市および都市計画に関する論点に対する考え方(プレゼン・ディスカッション)
自分の担当となった論点について、資料を読み込み、各種関係法制度や都市計画運用指針などとの関係も意識しながらプレゼンテーションする。
プレゼンテーションをもとに、現代の、そしてこれからの都市および都市計画のあり方についてディスカッションする。
☆準備学習:担当となった文献等のプレゼン用PPTを作成し、プレゼン準備をする。

04)現代の都市および都市計画(プレゼン・ディスカッションとレポート作成)
第3回で行ったディスカッションの補足をする(別の論文の精読とプレゼンをしてもらう可能性あり)。また、ここまでの資料や議論をもとに各自でレポートを作成する。
☆準備学習:第3回で議論が足りないと感じた部分を整理しておく。必要に応じて、新たに担当となった論文等のプレゼン用PPTを作成する。

05) ケース・スタディ1:(1)進め方の解説、関連講義と役割分担等
第5回以降のケース・スタディの進め方を説明する。
ケース・スタディ1に関連する都市計画の法制度、仕組みを解説する。
ケース・スタディ1のストーリーの設定、具体的事例の紹介
関係者は誰なのか。(ディスカッションして、各自の立場を決める)
各自の役割(ロール)を決める。
☆準備学習:予め提示する事例について簡単に調べて、自分がどのような役割(ロール)を演じる(プレイ)かを検討しておく。

06) ケース・スタディ1:(2)プレゼンテーション・ディスカッション(ロール・プレイ)
それぞれの立場から、この事例に関する情報提供と自分の立場からの見解をプレゼンテーションする。
相互に質問するなどして理解を深める。
☆準備学習:割り当てられた立場から、基本情報を整理するとともに、どのような主張をするかを準備しておく。また、合わせて、別の立場だったらどのように主張してくるかの想定もしておく。

07) ケース・スタディ1:(3)追加プレゼンテーション、まとめと課題の整理
第6回のディスカッションをもとに、それぞれの立場での追加情報とまとめのプレゼンテーションをする。それらをもとに、このケースにおいて都市計画の枠組みに関する課題を整理する。(全体ディスカッション)
☆準備学習:第5回・第6回を通して考えたこと・議論したことをもとに、それぞれの立場での追加情報とまとめのプレゼンテーションを作成する。

08) ケース・スタディ2:(1) 関連講義と役割分担等
ケース・スタディ2に関連する都市計画の法制度、仕組みを解説する。
ケース・スタディ2のストーリーの設定、具体的事例の紹介
関係者は誰なのか。(ディスカッションして、各自の立場を決める)
各自の役割(ロール)を決める。
☆準備学習:ケース・スタディ1に関する議論を通して考えた点などをレポートにまとめる。予め提示する事例について簡単に調べて、自分がどのような役割(ロール)を演じる(プレイ)かを検討しておく。

09) ケース・スタディ2:(2) プレゼンテーション・ディスカッション(ロール・プレイ)
それぞれの立場から、この事例に関する情報提供と自分の立場からの見解をプレゼンテーションする。
相互に質問するなどして理解を深める。
☆準備学習:前回割り当てられた立場から、基本情報を整理するとともに、どのような主張をするか、準備しておく。また、合わせて、別の立場だったらどのように主張してくるかの想定もしておく。

10) ケース・スタディ2:(3) 追加プレゼンテーション・ディスカッション(ロール・プレイ)
第9回のディスカッションをもとに、それぞれの立場での追加情報とまとめのプレゼンテーションをする。それらをもとに、このケースにおいて都市計画の枠組みに関する課題を整理する。(全体ディスカッション)
☆準備学習:第8回・第9回を通して考えたこと・議論したことをもとに、それぞれの立場での追加情報とまとめのプレゼンテーションを作成する。

11) ケース・スタディ2:(4) 立場を離れた専門家としてのプレゼンテーション、まとめと課題の整理
第8回〜第10回の議論を踏まえて、それぞれの立場を離れて、解決方策をプレゼンテーションして、ディスカッションを加えて、ケース・スタディ2のまとめをする。
☆準備学習:ケース・スタディ2のテーマについて、ここまでのディスカッションの内容も参考にしながら、立場を離れて、一人の専門家としてどのような問題点の解決方策があるかを考えてプレゼンテーションを作成する。

12) ケース・スタディ3:(1) 進め方の解説と関連講義
ケース・スタディ3に関連する都市計画の法制度、仕組みを解説する。
2名1組(予定)で、このケースの具体例を探す。
☆準備学習:予め提示する事例について簡単に調べて、自分がどのような役割を演じるかを検討しておく。

13) ケース・スタディ3:(2)ディスカッションとまとめ
2名1組(予定)で具体的なケースを探し、それについてプレゼンテーションする。
その時に法制度がどのように関係しているかに必ず着目する。
全体を俯瞰して、ケース・スタディ3のまとめの議論をする。
☆準備学習:適切な具体的ケースを探して、調査を進め、プレゼンテーションに仕立てる。

14) 学習内容の振り返りと全体ディスカッション
学習した内容の全体を振り返り、これからの都市や都市計画の枠組みのあるべき姿について、全体でまとめのディスカッションを行う。
☆準備学習:学習した内容全体をもとに、これからの都市や都市計画の枠組みのあるべき姿について、各自の意見をまとめておく。

15) 学習内容の振り返りとレポートの作成・提出
☆準備学習:第1回から第14回の総復習を行い、最終レポートを執筆する準備をしておく。

※05)〜13)のケース・スタディの設定については、受講者人数によって一部修正する場合がある。また、ケースの選択については、受講者とのディスカッションを通して決めていく場合がある。

成績評価の方法
ケース・スタディのための準備とそれに関する小レポート 30%
授業時間中のディスカッション・プレゼンテーション 40%
最終レポート 30%
で評価する。
A+〜Fの6段階評価でD以上の者を合格とする。期末試験は実施しない。
受講生へのフィードバック方法
すべて授業の中でのディスカッションを通してフィードバックする。

教科書
特に指定しない。
参考書
講義の中で随時紹介する。
なお、学部の野澤の講義で使用していたこと教科書(「初めて学ぶ都市計画」饗庭伸・鈴木伸治編著(市ヶ谷出版社)、「都市計画」(川上光彦・著、森北出版)などの内容を理解していることを前提として進める。基礎的な学習が不足していると思う受講希望者は予め復習しておくこと。

オフィスアワー
前期 火曜日10:30〜11:30(新宿キャンパス26階A-2674号室にて)
後期 この授業の前後、または、金曜日12:00〜13:30(新宿キャンパス26階A-2674号室にて)
また、その他、随時相談にのることは可能であるが、事前にアポイントを取ること。
メールにても可。nozawa@cc.kogakuin.ac.jp
受講生へのメッセージ
大学院生であるから、自らの専門分野からの視点はもちろん重要であるが、時にはそこから何歩か引いてみて、大きな視点から学習・議論を進めることが求められます。この授業は、ディスカッションを中心とするので、授業時間中にただ単にそこにいるだけでは全く意味がありません。自ら調べ、考え、議論する姿勢が重要であり、予習・復習などの時間をしっかりと確保して下さい。授業に向けての準備として、かなりの量の資料や文献を読まなければならないことを覚悟して受講してほしいと思います。
オンラインで実施しますが、通信環境などの特別な事情がない限り、ビデオ・オンで(顔を出して)参加して下さい。

実務家担当科目
実務家担当科目ではない
実務経験の内容

教職課程認定該当学科
建築学専攻